事故事例はそれ自体がケーススタディの材料になり,著者の考察も業界水準よりとても安全側,消費者側で参考になる.事故統計は様々な団体で毎年の統計が発表される中,件数も多く,その差は信用に頼るしかないが,参考になる.事例,統計共に筆者HPで更新されるため,そちらも参考にしたい.
主張に偏りが無くはないが,大手の指導団体,雑誌社,メーカの宣伝のための主張と比較すれば事実と理想をより多く含んでいる.
購入当時,学生サークルの運営に加わっていたため,数少ない危機管理のための参考書として役に立った.