世界三大北壁の一つアイガー北壁を初登頂した作者が自身の初登頂の様子とその後のアイガーの歴史をえがいた壮大な一大叙事詩です、スケールが大きく客観的かつ的確な描写は登山家が書いたというより作家のもののような完成度の高さ。
山岳救助の話やガイド、ザイルパーティーに対する考え方などヨーロッパにおける登山のイロハがよく分かる内容になっています。
もちろん山をやらない人にとっても楽しめる内容で発売当時はベストセラーになったそうです。
もう一つオマケとして、ガスとンレビュファのアイガー登攀の様子を解説してあるのも興味深いです、レビュファの「星と嵐」もぜひ読んでほしいです。
最後にセブンイヤーズインチベットでブラッドピットが演じていた人はこの人です。