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日本語検定公式2級過去問題集〈平成21年度版〉

価格: ¥1,000
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 東京書籍
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実力は付いている人の演習用 ★★★★☆
本書は主に、日本語検定(以下、「語検」)2級の過去問題2回分(平成20年実施)とその解答解説からなる。

「語検」とは日本語スキルを認定する検定試験である(民間資格)。
2009年に発覚した漢検協会の問題は一部で漢字検定そのものへの不信にもつながったようで、
それ以来各方面からこの「語検」へのアプローチが強まっているらしい。
さらに、これを書いている時点では、漢検協会の問題の煽りを受けて
日本語文章能力検定が休止に陥ってしまっている。
したがって、今後も「語検」の受検者は増えていくものと思われる。
敬語や文法からも出題されるので、漢字検定よりは意義深いかもしれない。

本書の類書には「語検」テキストや、領域別問題集などがあるが、
本書は純粋に過去問が掲載されていると見なしてよい
(ただし、「語検」の特徴や受検級の目安など、最低限の情報は含まれている)。
解答に続く解説は非常に簡潔で、必要最小限という印象を受けるが、
無駄なくまとめられているように感じるので個人的には好印象である。

「語検」2級のレベルは、大学卒業〜社会人中級程度であるとされている。
よって本書の対象は、2級テキストの内容を終えた人や、
既に社会人中級ぐらいの実力はあるはずなので、実際の問題に慣れてそのまま受検につなげたいと考える人、
大学生レベルだが実際の問題から求められている知識やスキルを先に知っておいて、
それを基に効率よく学習して受検に備えたい人、などが想定される。
なお、1級の受検は「準1級または2級の認定証の発行から満5年以内」とされているようなので、
自分は社会人上級レベルだ! と考えている人も本書から「語検」対策を始めればよいと思う。

1回分の分量が多いとはいえ、問題2回分収録ではやや物足りないと感じる人も出てくるかもしれない。
また、2回分で1000円というのは少々高い気もする