絶滅に瀕した“鉄の種族”こと人類を救う救世主として迎えられた“ノドス”の野生児エイジ（矢崎広）と、王女ディアネイラ（石川由依）率いる宇宙戦闘母艦アルゴノートの面々の運命を描いたSFロマンTVアニメーションのDVD第3弾。第5話「ノドス」“青銅の種族”の侵攻から中立惑星ティターロスを護るべく、戦いに臨むアルゴノート。一方エイジは“銀の種族”のノドス・カルキノス（加藤将之）と、共に化身して対決する…。緊迫と戦闘が全編を占めるので、前回から続けて観たほうが、その壮大さも含めてノリやすい回である。第6話「セメタリー・ベルト」ティターロスを出港したアルゴノートだが、そこでの戦いなどを知った各周辺惑星の人々は、寄港を拒否。ディアネイラは再びスター・ウェイから外れて人類圏までの旅を続けることを決意する…。前回と一転して、各キャラの魅力を引き立てながら、艦内の生活が穏やかに描かれる前半。しかし後半は宇宙の墓場“セメタリー・ベルト”での“青銅の種族”との戦闘や、銀の種族の思惑なども静かに描出されていく。それにしても艦長役の松山タカシの声は毎回貫禄みなぎり、すばらしい。（増當竜也）