ふたなり(両性具有)ものの頂点
★★★★★
まだ、「ふたなり」ものが超マイナー(現在では「超」という程でも無いだろう)であった頃、ネット上で多数のふたなり小説を発表し続けてきた著者の、処女刊行本。
眼鏡女教師・熟女未亡人・少女というパラエティに富んだ両性具有の競演が見所。
著者はとりわけ描写力に優れ、汁気に富んだ表現手法は現代成人小説家で最高峰の一人では無いだろうか。
またキャラクター造形においても、主人公である、「マゾっ気のあるふたなり眼鏡女教師」は、その後、様々な作家・作品に影響を与えたらしい。
ストーリー展開等に難はあるものの、ふたなり好きならば絶対に読むべき一冊である。