英語を勉強していた時にこの本の姉妹本「話す英語の単語力」を手にし、大変使いやすかったのでフランス語の勉強を始めたときも迷わず購入しました。
確かに他のカスタマーの方もおっしゃっている通り、発音はカナではなく発音記号で記して頂ければよりよかったと思います。しかし私はこの本の英語版を使っていた際、英語版は発音記号とカナと両方書かれているのですが表示は小さく、またCDと併用して使うとCDのテンポが早い為、いちいちカナで書かれた発音を確認しながらシャドーイングする暇は無いと思います（実際CDを使って練習していた時は、単語にカナが振られていた事に気がつきませんでした）。ですので発音のカナが気になるかは人それぞれだとは思いますが、どうしても気になる方はマジックか何かで消してしまうのが良いかと思われます。

この本に収録されている２０００語というのは日常会話が理解できる最低限の数であり、確かに本格的な単語集としては少ないかもしれません。しかしこれだけ覚えられれば日常ではほぼ支障はないですし、カテゴリー毎に大変シンプルにかつ見やすくまとめられ、単語帳を作る上でも大変参考になると思います。受験などの勉強用に使うのにも良いですが、あくまでも実践で直ぐに使わなければならない人に効果のある１冊だと思います。お奨めです。

本書の良いところは、まず 比較的見出し単語が大きく太字になっていること（特に中年にはありがたい）1ページ、１０単語前後なので、とても見やすく（２色刷り）これなら続きそうと思わせてくれる。単語にはそれぞれ、カナ発音付きなので入門者にも、もちろんとっきやすいが、一通り文法を学び、もっと話せるようになりたい人にもお勧め。会話フレーズの繰り返しも効果的だが肝心の語彙が不足していると、いざ、コミュニケーションというときに、悲しい思いをする。本書にあるように日常会話は2000語がわかれば使われる言葉の70～80パーセントは理解できると言われているので（本書は収録単語、約2200語、派生語、関連後は約、1500語）この１冊をクリアすることがフランス語会話の第一ハードルかもしれない。人間、日常生活など、身近なものから、社会の仕組み、国際社会、司法と犯罪まで、１５の分野に分かれていて、つながりのある単語がまとまっているのが、覚えやすく、使いやすい。各語には暗記用フレーズがついていて、その単語がどのように使われるのかもわかるようになっている。惜しむらくはこの暗記用フレーズもＣＤに収められていると、もっとよかったのにと思うのは実際にこの本を使って１週間になる、現在仏検３級を目指して奮闘中の私自身の感想であるが、それでも、この本はやはり、結構使える、やる気にさせる学習書である。