深く考えたことがなかった般若心経の意味が知りたくなりました。
文章だと、難解で読み通せない自信（？）があったので・・・。
お経って死んだ人の霊を慰めるためにあるんだと思っていましたが、
生きている私たちにこそ必要じゃんっっ！
和尚さんが自分が接するさまざまな悩みを抱えた人に、
般若心経を通して「生きる智慧」を授けるというストーリーです。
「３Ｄ」的な仏教の世界が、マンガだと本当によくわかりました。
別の般若心経の本を読んで行き詰まっていた母に説明できたぐらいですから。
それから、マンガの中の和尚さんみたいな人が身近にいてくれたら、
たくさんの人が救われ、生き直すことができるのに・・・と心から思いました。

般若心経の解説というよりは、お坊さんの説法マンガという感じ。そのため、般若心経を直接解説してくれるわけではないのだけど、各章の物語や話を通して、東洋で重要な「空」の概念等をなじみやすく語ってくれ、難解な仏教思想をとっつきやすくしてくれる。