「Any Day Now」では、小さな町の閉塞感にイラつく気持ちが実にうまく表現されており、リード・シンガーのガイ・ガーウェイ(天使の声と肉体労働者の顔を持つ男)が絶望感に満ちた呪文を繰り返す――“こうなったらいつでもいい/ここから出て行かないか/何としてでも(Any day now / How's about getting out of this place / Anyways?)”。この文句は、いつかエルボーが憂うつと絶望の渦巻く世界から脱出することを暗示しているのだろうか? 『Asleep in the Back』を聴くと、そうだ、と言っているようでもあるし、運命とは実に残酷なものだ、と言っているようでもある。(Louis Pattison, Amazon.co.uk)