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稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター (KCデラックス)

価格: ¥555
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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稗田礼二郎、諸星ワールドらしいですが ★★★☆☆
独特の妖怪ハンターワールドとして描かれていますが、個人的にはごちゃごちゃして読みにくい感じもあり。
歴史的なものごとになじみがないけれど、暗黒神話などのほうが読みやすかった。
奈良に興味がある人に ★★★★★
実は作者の本は読んだこと無かったのですが、職場においてあったので読んでみました。

舞台の大部分は奈良で、奈良在住のものとしては非常に楽しめました。
JR奈良駅だとか大神神社とか、まあいろいろ。

まあ漫画なんであれでしょうが、虚実が勉強不足でわかりませんでした。
まあ、これから他の本で調べてみます。
ウェルカムバック稗田 ★★★★★
 長い休止期間を置いて、帰ってきた妖怪ハンター。路線は少し違ってきたが、現代社会に紛れ込む「魔」を描き出す魅力は色あせない。稗田は、妖魔を狩り出すというよりは引き寄せる存在になりつつある。
モノに名を付ける「呪」のテーマが、うまく話に織り込まれていて楽しめました ★★★★☆
 異端の考古学者「稗田礼二郎(ひえだ れいじろう)のフィールド・ノート」シリーズの、2007年9月現在、最も新しい作品。
 モノ、おそらくは太古からひそむモノに名前をつけることから起きた「呪(しゅ)」をメインにした話。初期のシリーズ作品と比べると、異端度のテンションがやや落ちているとはいえ、これはこれで、なかなか面白く読めた作品でしたね。古代、地底、隠れ棲むモノ、祟り、逢魔が時、境界といったキーワードがうまくばら撒かれ、最終的に、「モノに名前を与えることによって生じる呪」へと収斂する話の展開。やはり、上手いものですね。特に違和感を感じることなく、読み進めることができました。
 小説現代の「メフィスト」誌、2003年〜2005年にわたって掲載されたものに加筆・修正をして、一冊にまとめたもの。「序章 魔障ヶ岳(ましょうがたけ)」〜「一章 魔に遭った男」〜「二章 神を連れた男」〜「三章 苧環(おだまき)の男」〜「四章 名を付けなかった男」〜「終章 再び魔障ヶ岳へ」。
 蚊取り線香の渦巻きみたいな苧環の模様が、妙に印象に残りました。渦巻き紋様というのは、それだけで呪術的効果があるのかもしれないなあ(笑)
禍々しさではNo.1 ★★★★★
いつもは狂言回しとして語り部の役を務める稗田礼二郎(=「古事記」の口伝者と伝えられる稗田阿礼のもじり)が、全篇活躍するファンには嬉しい企画。

魔障ヶ岳における謎の女と"天狗の宝器"。そして名前のないモノ。女に請われるままに、そのモノに"魔", "童子", "亡き恋人"と名前を付けた稗田以外の3人。その3人を巡って起こる数々の妖異談。御神体「三輪山」に纏わる数々の伝説、それに絡まる邪馬台国論議。相変わらず「古事記」、「日本書記」からの引用も多い。これらが有機的に構成され、読者を異次元の世界へと運ぶ。特に「モノにいったん名前を付けると、その通りに化ける」、逆に「名前のないモノの怨念」というメッセージは強烈。こうした一貫性のあるテーマを打ち出せるところが連作短編集の長所であろう。

異端の民族学者が怪異談を語るという点で、スタート時のスタイルが戻った気がする。そして、一作々々の禍々しさという点では本書がNo.1ではないか。それにしても、魔障ヶ岳における最後のシーンでケイタイが一斉に鳴り出すというのは、時代を反映しているなぁと微苦笑した。