【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:花村萬月/著 出版社名:祥伝社 シリーズ名:祥伝社文庫 発行年月:2001年03月 関連キーワード:ジンジンジン 1 シヨウデンシヤ ブンコ じんじんじん 1 しようでんしや ぶんこ、 シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや 3440、 シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや 3440 「立つ」か「立たない」か …こいつは危ないアートだ北野武 眼前にむごたらしいほど薄汚い中年女の肉体が屹立していた。それはおぞましい光景だった。納豆を食べ終わったあとのご飯茶碗のようなぬめりがてらてら光っていた。家出少年イクオの、新宿歌舞伎町でのヒモ修行、浮浪者生活。性の遍歴、魂の彷徨 …。芥川賞受賞の鬼才がジャンルを越えて世に問う畢生(ひつせい)のビルドゥングス、ロマンの超問題作!
まあ、おもしろいんだけど
★★★☆☆
おもしろいと言えばおもしろいが、行き当たりばったり感のあるストーリー。
途中から主人公が「ノルウェ○の森」のワタナベになってしまっている。
男性作家の主人公はどうしてこうもワタナベ化してしまうのか・・・。
儚さは切なさを超えるんだね
★★★★☆
タイトルのとおりであります。儚いがゆえに性に固執してしまう人達。切ないがゆえに彷徨う激性媚薬、おもむろに激性媚薬・・・。この作家の作品を読んでいると、どんなに過激なセックスシーンもいやらしさというのが全くなく、その行為に溺れてしまわなくてはならない、もしくはならなかった魂の放浪が描かれていると思います。美醜という概念の恐ろしいほどの奥深さ、または残酷さを、この作家はさらりと描いてしまう凄さ。基本的にはエンターテイメントなのですが、三島や壇一雄を彷彿とさせる純文学の精神が根底に流れていて、決して一時の劇薬的小説ではありません。
重い。くどい。
★☆☆☆☆
主人公以外のキャラクターはそれなりに楽しめそうな個性があるのだが...
最後の方は哲学書の趣アリ。かといって主人公が抱える疑問の答えには辿り着かず、すごい終わり方をしてしまう。
久しぶりに夢に出てきそうな作品(良くない意味で)。