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ガンパレード・マーチ 逆襲の刻―津軽強襲 (電撃ゲーム文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキーメディアワークス
Amazon.co.jpで確認
何気に桜沢レイの貴重さが際立ってしまった1冊。 ★★★★★
“逆襲の刻”シリーズの2巻目。

ガンパレは既に、楽しむ為の要素が複数入り乱れる名作になってきている。

そもそも、ゲームの時の学園生活などなくなって久しいこともあるし、5121部隊は作中でとってもスペシャルな存在になっており、ゲームで馴染みのメンバーに感情移入はし辛いようになってきた。
が、戦争の厳しさ・辛さが精神に悪影響を及ぼし、おかしな方向に歪んでゆく5121メンバーを読むとやはり心揺さぶられる。
(今回の原・善行といったら!)

同時に、小説シリーズでどんどん追加されるキャラ達が、新兵や学兵として感情移入しやすい立場になっているのだが、それでも熊本以降の定番キャラ…植村・箕田・合田・佐藤・橘・神埼など歴戦の戦士達も5121メンバーと同じ理由になってきているが、彼らはキャラの役割として精神的におかしくなる立場にないので、実感をもって読者が戦争を想像できる立場のキャラは追加される一方になる。

今回では冒頭から登場し、津軽から転戦を続ける有松がもっとも読者の位置に近く、彼の戦争で感じる想いは、やはり心を打つ。

そんな中、実は非常に貴重な役割を一身に背負ってしまったのが桜沢レイで、既にコメディ担当は彼女のみ。
巻末のおまけシナリオが彼女中心なのも仕方ない、どころか今後も登場シーンが多そうで、活躍に期待するほかない。

キャラだけでも3層4層と厚みがあり、この面では「銀英伝」を超えた魅力がある、と言い切ってしまおう。



…小説版「ガンパレ」は政治的駆け引きなども魅力で、前巻から登場し今回も大活躍の山川・父と木塚の静かな戦争も次の動きが気になるばかり。
このあたりは3巻以降でヒートアップしそうなので、今回は特にキャラについてだけでレビュー終わり。


それにしてもこのシリーズ、毎月刊行という荒行は読者には嬉しい事だがお財布にも厳しい!
新たなる戦い ★★★★★
 突然勃発した主戦派によるクーデターは鎮圧され、首都・東京は静かな正月を迎えていた。しかし、5121小隊に初めて人間相手の戦闘を強いた内乱は、隊員たちの心に大きな負荷をかけた。そのストレスに壬生屋は再入院、滝川は過食に、さらには原の言動さえも怪しくなり始めていた。危うい状態の中、正月3日に北の大地から凶報が届く。津軽半島に幻獣上陸。予想だにしていなかった襲来に、民間人はもとより半島沿岸部の守備隊、警備隊までもが逃げることもできず、殺戮の海にのみ込まれていった。
 東北を舞台に、人類の存亡を賭けた戦いを描く「逆襲の刻」シリーズ第二弾。

 序盤で幻獣が迫り来て、自衛軍、学兵、そして一般市民が混乱する様は、このシリーズの熊本戦、山口戦、九州戦とも同じですが、今回は前巻で精神的な痛手を負った5121小隊の隊員達が新たなる戦乱をきっかけに再び立ち上がる様、そして前巻で起こったクーデターで完全に潰えることがなかったもう一つの敵「主戦派」の水面下での動きなどが絡み合い、戦争を通した人間ドラマとして「再び」期待ができる仕上がりとなっています。

 冬季の東北地方、味方であるはずの「主戦派」の妨害、枯渇する資源など、苦戦の要素が沢山用意されただけに、彼らがどのような戦いを見せてくれるのか楽しみです。

 さて、このシリーズの面白さの特徴の一つは、メインである5121小隊の面々だけにスポットを当ててストーリ−を進めるのではなく、その他の人物達の描写がしっかりとしていてストーリーの彩りを添えている所です。
 シリーズが進むことによってどんどん増えてきた登場人物に加えて、新シリーズで新たな登場人物が加わり、普通ならばなかなか整理が付かなくなってそれぞれのキャラ描写が疎かになっていくのではないかと危惧していますが、今巻を読む限りにおいてはいつものガンパレだなぁと感心しています。

 私的にとにかく期待のシリーズですので、今後も楽しみにしています。
5121小隊の再スタート! ★★★★☆
榊ガンパレ新シリーズ第2弾は戦争再開!

今巻(津軽強襲)は新シリーズ2冊目ではありますが、前巻(東京動乱)は0巻、序章でした。
ここからが榊ガンパレの本領発揮です!

主な内容は終戦しても東京で内乱が起こり、心身ともに限界に達した5121小隊の精神を病み、再び立ち上がる様が描かれてます。
その立ち直るきっかけが戦争の再開なのはなんだか悲しいですが……

戦争が再開するので新キャラが出ます。
舞台は東北なので当然東北の人々が登場するわけですが、九州時代のように東北人の気質がみえる内容です。
これを読んだ東北出身者の方はどう思われるんでしょうか? ―気になります。


さらに個人的な感想
茜はどこに行っても茜でしたw