インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

螺旋

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: ヴィレッジブックス
Amazon.co.jpで確認
休日にじっくり読みたい一冊 ★★★★★
タイトルや表紙から受けた印象と違い、文体もコミカルで読みやすく、すっと物語に入っていかれた。
読み始めてしばらくは、主人公のおっちょこちょいぶりにイラつくこともあったが、次第に彼のまっすぐな生き方に愛情すら感じ、「ドジな弟」を応援したい気分になる。
ラストも衝撃的かつ感動的。
誰もが主人公 ★★★★★
レビューが良かったので読んでみましたが、とても素晴らしい本でした。どの登場人物も海の向こうにいても、悩みは一緒なんだと

感じることが多々ありました。主人公は出版社に勤めるダビット(家庭は崩壊寸前)ですが、あとから出てくる麻薬中毒のフランとワーカホリックの

友人のストーリーもとても感情移入させられました。サスペンスタッチですが、サスペンスというより「螺旋」を取り巻く人間ドラマです。

人生に疲れている方や、ストレスを日々を感じている方にお勧めしたい!!

幸せって?人生って?愛って?というテーマがてんこ盛りでした。映画化されそうな内容の本ですね〜、是非、スペインで映画化して欲しい!!
ミステリアスな展開の果てに見えてくるのは、「琴瑟(きんしつ)相和(あいわ)す」という言葉の意味 ★★★★★

 マドリッドの出版社に勤めるダビッドは社長から作家トマス・マウドを見つけ出すように指示を受ける。マウドは12年前、社にSF小説『螺旋』の原稿を郵送してきた。当時傾きかけていた社は『螺旋』のヒットによって奇跡的に回復したのだ。以来マウドはこれまでその素性も住所も明かさぬまま、定期的に続編の原稿を送りつけてきたが、ここにきて突然次の原稿を送ってこなくなった。続編が出せなければ社は再び苦境に立たされる。
 ダビッドは限られた手がかりから、マウドが鄙びたブレダレッホ村に暮す六本指の男だと目星をつけるのだが…。

 スペイン人作家パハーレスが2006年、25歳で発表したデビュー作です。
 600頁を超える大長編ですが、ダビッドがたどるミステリアスなストーリー、読書好きにはたまらない本と作家をめぐる旅、そしてガルシア=マルケスはじめスペイン語圏文学を長年紹介してきた翻訳家による練達の訳文が相俟って、全く飽きさせることなく、わずか4日で読み通してしまいました。

 ミステリアスとはいうものの、この小説は本格的なミステリー小説の部類には属さないでしょう。
 都会の生活とは縁遠いブレダレッホ村でダビッドは、地元住民たちとの奇妙で滑稽な交流を体験していきます。その体験がダビッドに気づかせてくれるのは、仕事に追われて余裕のない日々の中で顧みることのなかった妻シルビアがとてもかけがえのない存在であること。ちょっと早いかもしれない中年の危機に身を置くダビッドが、「琴瑟(きんしつ)相和(あいわ)す」という言葉の意味を知っていく物語として私は読みました。

 訳者あとがきにあるパハーレスの他の作品もぜひ読んでみたいものです。
 
*「デッド・ロックに乗り上げた」(26頁)は「〜に陥る」の誤り。「ロック」は「rock」ではなく「lock」なので乗り上げることはできません。
本が好きな人には、いいかも? ★★★★★
この本の驚愕のラストには、私は人生のいいところを見たような気がします。謎の大ベストセラー作家を探す物語は、本当に物語として面白かったし、ところどころにちりばめられている人生の真実は、本当に25才の作家が書いた作品なの?という感じでした。スペインの作家というよりも、全世界に通づる素晴らしい作品です。
ぜひ、ご一読あれ。
次回作に期待!! ★★★★★
 スペイン語圏の文学というと、少々難解な、ドロドロした重苦しいストーリーのものがほとんどだったのですが、今回読んでいる間「スペインだよね」と、思うくらい軽やかなストーリー展開でした。これからも、こういったスペイン&ラテンアメリカ文学を望みます!
 登場人物に関しては、主役のダビッド。本当に仕事デキル人なのか?と、思うくらいダメダメです。だから、この人がちゃんと任務をこなせるのかが、すごく心配になり、気になって読み進んでしまいました。
 ストーリーに関して書いてしまうと、ネタばれするといけないので多くを語りませんが、現在のスペインの状況が垣間見られて勉強になりました。
 スペイン語に少しでも関わった人、スペインに興味ある方は必読です!おすすめします!
 パハーレスは、第3作まで発表しているとのことでしたので、ぜひ!翻訳していただいて、発刊していただくのを楽しみにしております。