映像化よりはコミック化
★★★☆☆
書評読み&タイトル+ジャケット衝動読み。
三味線の音が好きです。時代物の音楽の要です。素敵です。
というわけで、みなさん時代ものロック要素満載と言ってますので読みました。
地の文が面白いと思います。時代ものだとどうしても背景の時代に合った言葉選びをすると思うけれど、ビートを利かせてウェスタンラリアートもかまして!
ただ、☆みっつなのは四人集まるまでが長かったのと、年月経過がやたら多かったこと。
会話読みをする質なので、地の文はあんまり念入りに目を通さないんですよ。なので、二ヶ月経ったとか何年経ったとか、うっかりすると読み過ごす。
喧嘩っぱやい女の子・ちほ。色気のない部分が可愛いらしい。
うっかり四十路近い弥介は優しげなおにい気分。
つッ走り系の主人公につきものの、暴走歯止め役はナイーブ過ぎてちょっと見てられなかった。
映像化希望が多数の中、コミック化希望です。
映像はなー。ぴったし合うキャストでないと魅力半減だし。
なので、音一切出ないコミック化。矢沢あいで。
デザイン世界なら腕の見せ所でしょう、矢沢あい。
時代ものの衣装。出せない音の聴かせどころな、サイレントムービーのごとく。
映像を見たい!
★★★★☆
映画でも劇画でもいい。
この作品全体に溢れるロックのリズムを果し合いのように表現して欲しい。
そう思わせる作品です。
そろそろ次回作を希望します。
ロックだ
★★★★★
断然、文章から聴こえてくる音楽はロックだ。客受けを計算しつくしたポップスではなく、時代に挑戦するロック。
安土桃山時代。豊臣秀吉の晩年も近づく頃を舞台にしているが、奇想天外な設定を活かしつつ、時代小説めかない現代的な言葉遣いで描かれているところが読みやすい。
文化や風俗の面では時代的な背景が書き込まれており、史実ではないことは了解できるが、本当にこんなことがあったかも、ありえたかも、あったら面白いかも、と思わせられる。
そのあたりのバランス感覚、なめらかな語り口といい、これがデビュー作かと舌を巻いた。
なにより、悲劇は出てくるのだけれども、悲劇に終わらぬ底抜けの明るさ、やむにやまれぬ熱気と活気、若々しさとと力強さを秘めているのだ。
人の持つ力を信じる。音楽の持つ力を信じる。まだまだ捨てたものじゃない。
痛快で、遊び心がたっぷりで、ノリがいい。理屈じゃなく、面白かった。
新人とは思えない凄さ、この人女なの?
★★★★★
もし、そうだとしたらなおさら凄い。
それだけ物語が太いから。
久々に出た時代小説の超大型新人です。
青春小説だあ!
★★★★★
ガツンと来た!ここ(レビュー)に書かずにはいられなくなった!久々の熱い小説だ。70年代にバンドやってたやつは必読。お国のバンド(一流)に行った小平太が、立場を投げ捨て、刑場の前で演る昔の仲間のバンドに戻ってくるくだりは、グッと来る。三成が築こうとしている管理社会(豊臣体制)はそのまま現代に通じるではないか。きっとそうだと思ったけど、HPによると著者も学生時代、バンドをやっていたらしい(ただしウッドストックよりうんと後)。
あの70年代に青春し、今「近頃の若者は…」とぶつぶつ行っている体制どっぷりのおっちゃん(小生)たちにお勧め。元気が出ます。
映像化よりはコミック化
★★★☆☆
書評読み&タイトル+ジャケット衝動読み。
三味線の音が好きです。時代物の音楽の要です。素敵です。
というわけで、みなさん時代ものロック要素満載と言ってますので読みました。
地の文が面白いと思います。時代ものだとどうしても背景の時代に合った言葉選びをすると思うけれど、ビートを利かせてウェスタンラリアートもかまして!
ただ、☆みっつなのは四人集まるまでが長かったのと、年月経過がやたら多かったこと。
会話読みをする質なので、地の文はあんまり念入りに目を通さないんですよ。なので、二ヶ月経ったとか何年経ったとか、うっかりすると読み過ごす。
喧嘩っぱやい女の子・ちほ。色気のない部分が可愛いらしい。
うっかり四十路近い弥介は優しげなおにい気分。
つッ走り系の主人公につきものの、暴走歯止め役はナイーブ過ぎてちょっと見てられなかった。
映像化希望が多数の中、コミック化希望です。
映像はなー。ぴったし合うキャストでないと魅力半減だし。
なので、音一切出ないコミック化。矢沢あいで。
デザイン世界なら腕の見せ所でしょう、矢沢あい。
時代ものの衣装。出せない音の聴かせどころな、サイレントムービーのごとく。
映像を見たい!
★★★★☆
映画でも劇画でもいい。
この作品全体に溢れるロックのリズムを果し合いのように表現して欲しい。
そう思わせる作品です。
そろそろ次回作を希望します。
ロックだ
★★★★★
断然、文章から聴こえてくる音楽はロックだ。客受けを計算しつくしたポップスではなく、時代に挑戦するロック。
安土桃山時代。豊臣秀吉の晩年も近づく頃を舞台にしているが、奇想天外な設定を活かしつつ、時代小説めかない現代的な言葉遣いで描かれているところが読みやすい。
文化や風俗の面では時代的な背景が書き込まれており、史実ではないことは了解できるが、本当にこんなことがあったかも、ありえたかも、あったら面白いかも、と思わせられる。
そのあたりのバランス感覚、なめらかな語り口といい、これがデビュー作かと舌を巻いた。
なにより、悲劇は出てくるのだけれども、悲劇に終わらぬ底抜けの明るさ、やむにやまれぬ熱気と活気、若々しさとと力強さを秘めているのだ。
人の持つ力を信じる。音楽の持つ力を信じる。まだまだ捨てたものじゃない。
痛快で、遊び心がたっぷりで、ノリがいい。理屈じゃなく、面白かった。
新人とは思えない凄さ、この人女なの?
★★★★★
もし、そうだとしたらなおさら凄い。
それだけ物語が太いから。
久々に出た時代小説の超大型新人です。
青春小説だあ!
★★★★★
ガツンと来た!ここ(レビュー)に書かずにはいられなくなった!久々の熱い小説だ。70年代にバンドやってたやつは必読。お国のバンド(一流)に行った小平太が、立場を投げ捨て、刑場の前で演る昔の仲間のバンドに戻ってくるくだりは、グッと来る。三成が築こうとしている管理社会(豊臣体制)はそのまま現代に通じるではないか。きっとそうだと思ったけど、HPによると著者も学生時代、バンドをやっていたらしい(ただしウッドストックよりうんと後)。
あの70年代に青春し、今「近頃の若者は…」とぶつぶつ行っている体制どっぷりのおっちゃん(小生)たちにお勧め。元気が出ます。