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巨眼の男 西郷隆盛 1 (集英社文庫)

価格: ¥780
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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人間離れした人格者、西郷隆盛 ★★★★☆
この巻では、主に西郷吉之助,大久保正助の歴史舞台への登場直前から
第一次長州征伐までの間の薩摩藩について記されている。

西郷,大久保の人生観,島津斉彬と西郷との信頼関係を中心に描いている。

西郷は、人間同士の信頼関係を重視し、
上に立つ者には、私欲を断ち、万人のために働くことを要求する純粋に情に生きる男。
大久保は、日本改革のみを重視し、汚れていても構わず、結果を重視する。
両者に共通するのは私利私欲が感じられぬこと。

薩摩藩主島津斉彬という先見の明を持った明君の早過ぎる死が、
西郷を歴史の大舞台へ押し上げる。
西郷にとっては、斉彬と共に薩摩で主従関係を続けることが幸せだったのだろう。
一方、大久保は強い突破力で自らこの好機を掴み、舞台に上がる。
だが、強い突破力は、方向を間違えば,そして私欲と結び付けば、災いとなろう。

西郷の前半生は逆境続き。
西郷の強過ぎる信念,存在感がかえって災いしている様に見える。
だが、その強い信念によって、逆境に耐え抜く。
だからこそ、周囲からの人望を生み、自らは望まぬ歴史舞台に引っ張りだされる。
そのあたりは逆境だろうがなかろうが関係なく、行動に一貫性がある。
ただし、正義感は強く、不正義に対する怒りはとても強い。

尊敬する人格者だが、凄過ぎて真似できない。
もう少し物語りっぽくっても ★★☆☆☆
西郷隆盛に関する歴史小説が読みたくて購入しました。
ですが、手紙や資料の内容が全体的に多く、読むのに多少
辟易してしまったところがあります。
もう少し物語調でも良かったのではないかなと思いました。
新しい西郷像に期待 ★★★★☆
新しい西郷像に期待したい。幕末の中心人物であった西郷隆盛の青年期から西南戦争までを描いた歴史小説はあまり出版されていなかったと思います。(有名なのは海音寺と思う。)

その点から見て、津本氏がどんな人物像を描いてくれるかとても楽しみです。ちなみに第一巻を読んだ所では、大久保正助(利通)は地位と権力を欲する人物像のようで、勝海舟との無血開城と並んでクライマックスの西南戦争までのプロットはとても楽しみ。

人間離れした人格者、西郷隆盛 ★★★★☆
この巻では、主に西郷吉之助,大久保正助の歴史舞台への登場直前から
第一次長州征伐までの間の薩摩藩について記されている。

西郷,大久保の人生観,島津斉彬と西郷との信頼関係を中心に描いている。

西郷は、人間同士の信頼関係を重視し、
上に立つ者には、私欲を断ち、万人のために働くことを要求する純粋に情に生きる男。
大久保は、日本改革のみを重視し、汚れていても構わず、結果を重視する。
両者に共通するのは私利私欲が感じられぬこと。

薩摩藩主島津斉彬という先見の明を持った明君の早過ぎる死が、
西郷を歴史の大舞台へ押し上げる。
西郷にとっては、斉彬と共に薩摩で主従関係を続けることが幸せだったのだろう。
一方、大久保は強い突破力で自らこの好機を掴み、舞台に上がる。
だが、強い突破力は、方向を間違えば,そして私欲と結び付けば、災いとなろう。

西郷の前半生は逆境続き。
西郷の強過ぎる信念,存在感がかえって災いしている様に見える。
だが、その強い信念によって、逆境に耐え抜く。
だからこそ、周囲からの人望を生み、自らは望まぬ歴史舞台に引っ張りだされる。
そのあたりは逆境だろうがなかろうが関係なく、行動に一貫性がある。
ただし、正義感は強く、不正義に対する怒りはとても強い。

尊敬する人格者だが、凄過ぎて真似できない。
もう少し物語りっぽくっても ★★☆☆☆
西郷隆盛に関する歴史小説が読みたくて購入しました。
ですが、手紙や資料の内容が全体的に多く、読むのに多少
辟易してしまったところがあります。
もう少し物語調でも良かったのではないかなと思いました。
新しい西郷像に期待 ★★★★☆
新しい西郷像に期待したい。幕末の中心人物であった西郷隆盛の青年期から西南戦争までを描いた歴史小説はあまり出版されていなかったと思います。(有名なのは海音寺と思う。)

その点から見て、津本氏がどんな人物像を描いてくれるかとても楽しみです。ちなみに第一巻を読んだ所では、大久保正助(利通)は地位と権力を欲する人物像のようで、勝海舟との無血開城と並んでクライマックスの西南戦争までのプロットはとても楽しみ。