シューベルトのピアノソナタはあまり良い評価を得てないみたいですが(中には傑作もあります。)、
16番(のだめのやつ)は傑作の一つで、難易度も他のソナタに比べると弾きやすい方で(1楽章は)中級者のレパートリーにもってこいの曲です。(ただ、2楽章、4楽章は結構難しいです。)

この曲集には、16番17番13番7番14番9番と収められてます。
特に16番と13番が良いですね。13番の3楽章なんてもう…最高です。

この値段はかなりお得です。
ペダル指示もちゃんとしてますし、春秋社の楽譜は一番オススメしたいです。

のだめカンタービレで、シューベルトの曲がとても印象的でした。
のだめの中上級楽譜を購入して弾いてみると、とても弾き易く、美しい曲でしたが、原曲がカットされている楽譜で半分ほどしか載っていません。

そこで、思い切ってこの箱入りの楽譜を買ってみました（春秋社といえばピアノ科というイメージでしたので、とてもドキドキしました）。

まず、とても譜面が見やすいです！
また、楽譜全体の表記も分かりやすく感動しました（♯や♭の使い方、ページの境界のなどにも配慮を感じます）。

例えば、この曲には和音が全部「へ音」に集まっている箇所があり、「左右の指の配分はこれでいいのかなぁ･･･」と思いつつ適当に弾いていたのですが、この楽譜では、右手で弾く部分と左手で弾く部分を完全に分けて書いてくれてあるため、考え込む必要がありませんでした。

楽譜によってこんなに弾きやすさが違うなんて・・・！