いけにえとして男の子が連れて来れられたのは、霧につつまれた城だった。偶然にも閉じ込められたはずのひつぎから脱出できた少年は城から逃げ出そうとする。その途中、だれもいないはずの城で言葉の通じない不思議な少女と出会う。そして、2人でその城からの脱出を試みるのだが、城にはいろんな仕掛けがあり、崩れた橋や穴のあいた床など、いろいろなアクションを駆使して道を開いていく。
このゲームの特徴は、その少女を連れていくことにある。出現するモンスターは彼女を狙ってくるので、自分の行動だけに集中してもいられない。彼女を守りながらエスコートしていくことがこのゲームのポイントである。美しい風景、古城のたたずまい、そして少女を守ること…、そんな幼いころに読んだような童話の世界がこのゲームにはある。(林田信浩)