Now, Vol. 51
価格: ¥1,296
さて、前回のはいまいち触手が動かなかったな、という人は『Now That's What I Call Music 51』のトラック・リストにご注目。ティーン・ポップス一色にならず、もう少し幅のある選曲がなされていて、ブリトニー・スピアーズやSクラブ7といったアイドル勢のトリビュートものというよりは、ヒット・パレード的な人気曲のコレクションに近いものになっている。では、アトランダムに紹介していこう。ステレオフォニックス、ニッケルバックの直球型ロック、サム41、エイリアン・アント・ファームの威勢のいいロック、その前に1枚目のディスクをパッと明るく締めくくってくれるジェリ・ハリウェル、ヴィクトリア・ベッカム、彼女たちと並んで収められているオールスターズ(バックス・フィズのカヴァー?)、ヒア・セイ(オーディション番組「Popstars」の2001年の覇者)…。ところが、これだけでは終わらない。残りは胸の躍るような人気曲のつるべ打ちとなり、ナンバー・ワン・ヒットも次々と登場。エンリケ・イグレシアス(「Hero」)、ダニエル・ベディングフィールド(「Gotta Get Thru This」)、アリーヤ(「More Than A Woman」)、ロビー・ウィリアムス&ニコール・キッドマン(「Something Stupid」)、Sクラブ7(「Have You Ever」)らが顔を出す。ダンス曲のハイライトは、DB Boulevard、ラスゴ、ケミカル・ブラザーズだ。さらに、R&Bの女王メアリー・J・ブライジや、ジャ・ルールとアシャンティが顔を合わせたヒップ・ホップ・コラボレーションもある。それにしても盛りだくさんで、枚挙にいとまがない。自分で中身を見て確認してもらうのがいちばんだ。(Georgina Collins, Amazon.co.uk)