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ライカを買う理由

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京書籍
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ライカは持っていませんが ★★★★★
「ライカとデジカメとは車の両輪のような存在であること。」
アナログカメラの技術が、デジタルカメラを支えていることから、そうだろうなと思った。

デジタルの技術と、光学レンズ、光学センサ材料などのアナログの技術とが、うまく対応していないと、無駄が生じてしまいます。
アナログカメラの究極を極めることが、デジタルカメラの進化にも役立つのだということが分かりました。
真摯な道具を通じて人間は哲学する ★★★★★
淡々としながらも美しい文章。
そのライカエッセイを通じて語らわれるのは、真摯な道具には人を哲学させる力があるということだ。
ライカを手にすると、生産性よりも重視されたものが有ることが分かる。なぜここまでに人は道具にこだわるのか。こだわれるのか。
なぜそんな道具を我々ライカ好きは手にするのか。様々な犠牲を払ってまで。・・・・
道具は外界と人間とを繋ぐ鍵だ。優秀な鍵をもつほど、外界はより多く開かれるのか。それは幻想だ。しかし、真摯な道具は、それ以上に人間自身の心の中を開くのだ。私はこの本を読みながらそう思ったのだった。
美しいライカの本 ★★★★★
「ライカを買う理由。それは周囲の現実を自己の肉体と同様に感じたいための欲望なのである。」

この田中長徳氏の言葉ほど、デジタルカメラ全盛の今日において、ライカというある意味時代遅れなカメラを所有する理由を的確かつ端的に言い得ている言葉はないであろう。

その文章の素晴らしさもさることながら、挿入されている氏によるモノクロ写真のなんと美しいことか! リスボンでのスナップに、思わず身震いしてしまった。

個人的なことであるが、今使っているライカM6のかわりにM2がほしくなったのは、この本の影響にほかならない。

美しいライカの本 ★★★★★
「ライカを買う理由。それは周囲の現実を自己の肉体と同様に感じたいための欲望なのである。」

この田中長徳氏の言葉ほど、デジタルカメラ全盛の現代において、あえてライカというある意味時代遅れのカメラを所有する理由を的確かつ端的にいい得ているものはない。

文章の素晴らしさもさることながら、挿入されている氏によるモノクロ写真のなんと美しいことか! リスボンにおけるスナップに、思わず身震いしてしまった。

個人的なことだが、現在愛用しているM6というライカを売ってM2を買いたくなったのは、この本の影響にほかならない。

我々はライカに何を求めるのか、または、ライカは我々に何をもたらすのか ★★★★★
~ライカの達人、田中長徳氏のライカへの熱き思いの集大成、ライカとは何なのか、ライカを使うということはどういうことなのか、また、ライカを欲しがる心とはどういうものなのか、答えはこの本の中にあるかもしれないが、実はライカを使う者それぞれが、それぞれの精神世界に深く降りて考えるべき大きな問題なのである。その考察への道しるべとして、あまたあ~~るライカ本とは一線を画した本書は、生きることの意味とは何なのか、人間とは何なのかということを最終的には問いかけてくる、これは純文学なのである。~