タナチョーって写真家?
★★☆☆☆
経歴はどうであれ、田中長徳って人はあくまでもカメラの使用専門家であって写真家ではないと確信しています。この人ただのカメラ好きな中高年おやじでしょう。
お気に入り!
★★★★★
思い切って、GR DIGITALを購入し、そのついでといっては何ですが、この写真集を買いました。
形も正方形でカワイイし、デザイン・装丁もシンプルながら素晴らしいですね。
常に手元に置いて、暇さえあれば眺めています。
田中長徳さんのモノクロ写真の雰囲気や東儀秀樹さんの都会的な写真が特にお気に入りです。
第二段が出るといいなぁ。
カメラの楽しみ方は伝わる。中身はHPとかぶる
★★★☆☆
有名人がGR DIGITALを持ち、撮った写真が載っています。
使ったときの感触のインタビューも載っています。
記事としては、そこそこのボリュームです。
単なる広告本というわけではなく、人によっては、インタビューでちゃんと不満点も書かれています。
人により使っているオプションも違いますし、オプションに対する考え方(たとえば外付けファインダーやフードを、実用的に考えるか、見た目で見るか、など)も違っていて面白いです。女性はファンデーションがついてしまうから外付けファインダーは要らないとか、フードは見た目にインパクトを出す為に必ずつけて歩くとか・・・
カメラ好きな私はついつい実用的に考えてしまうんだけど、カメラを楽しむには、様々な価値観があるんだなって思うと、参考になりました。
このGR DIGITALは、柔軟な思考を持てば、いかに色々な楽しみ方ができるカメラか、というのが伝わってきます。
写真はすごく綺麗だし、モノクロあり、カラーあり、ブレやボケをうまく使った写真など、色んな種類のものがあります。それだけのバリエーションの写真を、この小さなデジカメで撮る事ができるっていう事ですね。
写真のレイアウトも凝ってます。
何故★3つにしたかというと・・・
現在開設されている、GR DIGITALの特設HPに載っている記事、写真と一部がかぶるからです。
執筆に参加している有名人もほとんど同じだし、写真も一部は使いまわしです。
なので、HPを熟読した私には、この本を改めて買っても、あまり新鮮味がありませんでした。
あと、写真もピントがきっちり合った被写界深度の深い、とにかく鮮明で綺麗な写真が多かったです。もっと人だけ浮き出したポートレートとか、後ろボケの激しい写真が見てみたかった。
女性有名人もインタビューで書いていましたが、このカメラは絞りを開放してもボケないので、仕方ないのかもしれません。
この「ひたすら綺麗に撮れてしまう」ハイスペックなカメラで、いかに呼吸や温度が伝わるような、雰囲気の出た写真を撮るのが難しいかも伝わってきます。そこはやはり写真のプロやアートに携わる有名人が登場しているので、上手く撮っているようですが・・・。
やたら綺麗に撮れてしまって面白くない、カメラ自体にもイマイチ色気が無い・・・と感じてしまっている人(私みたいに^^;)は、一読の価値はあるでしょう。
いずれ時が経ち、商品が古くなって特設HPがなくなった時には、きっとこの本は貴重になると思います。
GR DIGITALを長く使っていきたいと思っている人は、手元に置いてもいいんじゃないかな。
このカメラにこの内容なら、もうちょっと表紙が渋くてもよかったですね。
ユニークな試みの写真集
★★★★★
GR DIGITALが売れている
ぼくの周りで一人、また一人とGRユーザーが増えていく。
デジカメを馬鹿にしていた銀塩派ほど、感染しやすいようだ。
『GR DIGITAL BOX』は、GR DIGITALがなぜこだわりカメラユーザーにウケているのか、その理由を教えてくれる本だ。
10人10色。それぞれのやり方で写真を撮っていて、個性的。自分流の使い方でさまざまな写真が撮れるんだということを教えてくれる。
カメラの本というと、作例とメカ解説がほとんどで、遊び心のあるものはほとんどない。似たような内容の本ばかりで閉口する。
上手い、下手、ではなく、自分らしい写真が撮れる。
GR DIGITALは、どうやらそんなカメラのようだ。
余り奨められない写真集
★☆☆☆☆
正直本の装丁も良くないです。
すぐバラケルような安い作りです。
また紙質も決して良くないです。写真家の写真も手抜きと言うか余りにもしょーもない写真が多くガッカリします。
立ち読みしてから買う事をお奨めします。