死んでも死んだことに気づかないとは
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死んだのに気づかないであの世で暮らして、生まれ変わったとき初めて「死んでた」ことに気づくというのが、あの世ってそんなのこの世に似てるのか...と思いました。
読んでいくうちに、あの世の生活の様子が見えてきて、不思議な感じになっていきました。
この本を読んだ私は、あの世にいることを認識しながらあの世の生活を無事に送れるんじゃないかと思います。本当に貴重な証言集だと思います。手にすることが出来て、本当に良かったです。
興味深い
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伊勢白山道と同じくらい興味深い本であるかもしれません。
魂の出会い
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本書の中では「あなたの子どもは他人ではないでしょうか」という質問が何度も出てきます。生まれ変わりを繰り返す魂は、一つの親子関係に限定されない独立した存在だと考えられるからです。精神世界では魂が親を選んで生まれてくると言われていますが、本書では、魂がある親のもとに生まれ変わってくるのは全くの偶然であることが証言されています。私達はこの世の人生の中で人と出会い、男女で愛し合い、生まれてきた子供に愛情を注ぎます。しかし、愛し合うばかりでなく、苦しめられる人間関係もあります。望みが叶わないこともあります。その全ては自分では選べません。
ですが、そのような事例を読み進めていくうちに、血の繋がりを越えて、さらには生と死をも越えて、遙かに広い時空の中で魂の巡り逢いが起きているのが感じられてくるのです。生まれ変わりを実体験した証言者は、誰とどんな関わり方や別れ方をしても、自分自身も相手の人もずっと存在が続いていくという実感が根底にあるように感じました。たとえ生まれ変わって前世で深く関わった人と今世では再び会えないとしても、記憶が残っていることで縁は繋がっているのだと思えました。そして生まれ変わった人生で、また偶然に出会った人との関係が生まれるのだと思いました。
人と人の縁とは何か、そのような魂の巡り逢いを生み出している大元はどうなっているのか、真剣に関心を持つ人は是非読んでみて下さい。
生まれ変わりの村2感想
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運命が決まっているとは思っていなかった時には、今の肉体に対して自信がなかったりもっと違うのだったらと何度も思っていました。しかし、生まれ変わりの村では自宅に棺が用意されていて一生を共にしてくれた肉体に敬意をはらうというところを読んで今の肉体、年を重ねて変化する肉体が突然にとても大切に思えてきました。この世では死というものがあるので、死ぬまでに何かを磨いたり今の自分とは違うものになる努力をしてきたと思いました。自分にダメだしをして生きてきました。でも、死んでも死んだことにさえ気がつくことはとても難しいくらいスムーズにあの世に移行したりスープを回避できたらずっと続く私がいたらこの世での価値観、この世での生きがい、死ぬまでに何かを積み上げようとすることそれががらがらと崩れていくように感じてそれはとても気持ちがいいです。この本には死んだことを認識するポイントや忘却のスープの見分け方やあの世でいじめられないようにするにはなど詳しく書いてありとても大切な情報だと思いました。知っているのと知らないのとではあの世でのすごしかたや次の生まれてくるときまでとても影響があると感じ読むことができたことに感謝しています。次に行くところのことを知ることによって、今生きていることが気持ちが軽くなり楽になりました。
混乱と安心を同時に持つ本
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前作からの続編である本書は、時系列で捉えた情報がさらに、いろいろなパターンが飛びだしてきてふたたび、読む者をここちよい混乱へと連れて行ってくれることでしょう。死んで消滅しない魂があの世へ行って、この世へと生まれ変わってくるという、不思議なレポートがこれでもかというほどに、これまでのあの世のイメージや価値観を壊してリセットしてくれます。
事例ごとのコメント以外にも、ところどころにちりばめられている、「コラム」というコーナーで調査をした著者自身が、あくまでもそれは慎重ですが、データをもとにコメントも書いています。
そして、取材後記には、調査データをもとにあの世でどう生きる?ということから、この世でどう生きる?ということまで提示しようとしています。
とにかくこれまでの価値観をここちよく壊してくれるとともに、そこからこうでなければいけないとか、こうあるべきだということから、解放してくれ指標を見失いがちなわれわれ現代人の見えてなかった部分を、照らしてくれ安心を与えてくれる一冊です。