読み終わったとき「素で書いたんだろうなぁ」と思った。
難しすぎない、読みやすい文章だった。それでいて稚拙ではなくて、やっぱり晴一さんの文章が好きだと改めて思った一冊。
中身は大体共感ができた。中には「何でじゃあ!？」って思うとこもあったけど笑
特に偏った見方をしてるわけでもなく、社会や自分の周りの日常を優しく、いい意味で普通の視線で見てる。だからこそああいう詞が書けるんだと思った。あと、晴一さんが本をたくさん読んでるんだなってことがわかる。
写真も結構あってよかった。読み返しても楽しいし、買って損はないと思います。

購入し、読むことになったきっかけは

文章の書き方に、独特のセンスがあるとのこと。

を人から聞いて・・・。

著者の新藤 晴一　氏についてもＴＶＣＭで

ポルノグラフティ　というバンド

がいることぐらいを知る程度のものでした。

エッセイ風に書かれた

文章が　読みやすく、文章の技術を探して購入した

私にも　抽象的な表現ですが、

本中、感覚的なもの（エッセンス的なもの）が読み取れたと思います。

新藤氏の思想に触れてみたいと思い、購入。
日常的な話題から、世の中に思うこと、音楽家としての仕事に対する考え方など、バラエティに富んでいます。
日常的な話題に関しては、一般人の考えることとあまり差はないと感じた。飛び抜けて凄くもつまらなくもない、“フツー”の視線。自分からパチ・パチの担当編集の人に頼んで書かせてもらったというだけあって、文章からは楽しんで書いている様子が窺えた。哲学的なことを述べている箇所もあり、それを比喩を用いて説明するあたりには、「さすが、あのような素晴らしい詞を書く人だなあ」と感じさせられたりもした。
ただ、中には「あぁ！？」と反感を覚える部分があり、落胆してしまったのも事実（単純に自分とは価値観が違うということなのだが…）。また、かなり強い口調で物事を否定している箇所もあり（理由もきちんと説明されていたけれど）、「オイオイ、ちょっと待て」と思ってしまった。
ポルノグラフィティは好きな私だが、この本は“普通”の一冊。

晴一さんの文章には
まじめさもあり、たくさんの知識が増えるような気がします。
実際この本をよんでて、なるほどー。へー。
とたくさんおもうことがありました。

しかし、真面目なだけではなく、
思わず笑ってしまうような
コミカルな表現もたくさんあって、一気にさらっと読めてしまいます。
やっぱり、詩を書く人なだけあって、
感性が豊かで、言葉に繊細だなあという印象を受けます。


ポルノのファンではなくても、一冊のエッセイ
として楽しめる作品だと思います。

ポルノグラフィティのギター。詩人としても評価が高い。
起承転結のはっきりした文章。テンポのいい話の運び方、２０ページ以上にも及ぶ旅行写真にも満足。