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いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

価格: ¥27
カテゴリ: 単行本
ブランド: 理論社
Amazon.co.jpで確認
魚は切り身で泳いじゃいないって、テレビで見て知ってるよ。釣り上げられて、冷凍されて、市場に届いて・・・・・・。じゃあ、毎日食べてる大好きな「お肉」は、どんなふうに食卓に届くの? 誰も教えてくれない、食べものといのちの、たいせつな関係。
大切なこと ★★★★★
食卓に並ぶ肉料理。もともとは命を持っていた、牛や豚といった動物達である。
もちろん、誰かがその動物たちを殺し、解体したのだ。
かわいそう?でも食べているのは自分たち。
食べてあげなきゃかわいそうというのは、人間の思い込みだろうが
せめて無駄にしないようにするのが責任だと思う。
肉を作る過程に限らずそこから、差別問題や人間の思考についてまで
120ページ程で読みやすい文章で書かれている。
その中で実にたくさんの問題提起がなされている。

小学校高学年であれば読める内容。もちろん大人も知っておくべきだと考える。
とても意義のある本だと思う。
すべての子どもたちの必読書 ★★★★★
森達也氏はオウムの記録映画でも、糾弾する側だけではなく、内部の一般の信者にも寄り添う形で映画を作成した。そのスタイルは当時のオウムアレルギーの時代の中で批判も浴びたが、森氏の反差別、弱者への寄り添いの姿勢を表していた。
本書はわかりやすい文体、大きな文字で子どもにも読める。でも内容は大人たちが子どもから遠ざけてきた、目を背けさせてきた内容だ。
子ども向けのシリーズに現れた骨太なドキュメンタリーである本書は、読み方としては食育の教育、被差別の歴史、生命の尊厳、動物の愛護など多様な切り込み方ができる。
私個人は、学校が一方的価値観で勧める食育の教育に対し、この本を何も言わずに子どもに預けて読ませてみる、という試みが必要に思われる。そこで子どもたちがどう感じ、何を考えどう行動するのか、見守るのも一つの教育ではないか。
本書は大人たちが隠してきた社会というものの複雑さ、生命と倫理の問題を、あえて子どもたちの前にさらけ出す者であり、本書を薦める教師が増えてくることこそ、豊かな社会に生きる私たちの生活の本当の「豊かさ」を教えることになるのではないかと思う。
最後に、私自身にとっても相当インパクトのある本だった。
マスメディア界のスナフキンに拍手!! ★★★★★
森達也氏はスナフキンに似ている。

孤高で、影があって、一人立ち続けながら
それでも世界を愛している。

みんながスナフキンの言葉に耳を傾ければ
ムーミン谷はもっと素敵なところになるのだろう。

"児童書だ"という軽い気持ちで読み進めていった私は、
まるで予想しえない、度肝を抜くこの本の展開に震えてしまった。

これは人生の必読書である。
殺して生きているということ ★★★★☆
 旅行先の宿に置いてあった本。読みかけて、出発時間が来て、途中になってしまった。
 どうしても続きが気になって、アマゾンで注文。
 読んで良かったと思う。

 人間は他の生き物の命を奪わなくては生きていけない。自分は毎日殺して食べて生きている。当たり前だがシンドイその事実を、子供でもきちんと知っていたほうがいい。隠すことフタをすることで良いことは何も無い。食べるだけの人は殺すところを見なくて済んでいるだけで、事実は何も変わらない。知っていたほうがいい。自分が食べている肉は、元はどんな動物で、何日前まで生きて動いていて、どんなふうに殺されてどんなふうに解体されてスーパーの店頭に並んでいたのか。
 そして、可哀想だから牛は食べないとかいうのは無意味に思える。牛肉に限らず、食べ物はみんな、他の命だ。人は殺さずには生きていけない。それは人間の宿命。だから出来るだけ健康に快適に生かし、無駄に殺さない、必要な数だけを出来るだけ楽に殺して最後の一片まで無駄にせずに大事に食べる。お洒落なレストランで食事をしていても、殺して食べている事実を忘れない。

 後半は差別の問題にかなりのページが割かれていて興味深かったけれど、もうちょっと前半の「食べる」ことからのつながりを丁寧に書いてほしかった。
肉を食べるなら必見 ★★★★★
日々、食糧にありつけることに何の感謝もしなくなった飽食の時代に生きる私たちが、生き物の命を奪って生きていることを改めて実感する良いきっかけになります。

自分にもう少し勇気があれば、是非、屠場見学もしたいところです・・・