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イルカと、海へ還る日

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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人間が海に還る壮大な夢 ★★★★★
人類の生命はそもそも海から誕生した。なぜなら私たちの体液は海水に近い濃度を持っている。それはもしかしたら、海へ還ることかもしれない。「ホモ・デルフィナス(イルカ人間)」のテーマである。マイヨールは、未来の人類は水陸両棲人間に人間になれるという信念をもつ。「イルカになりたい」それがフランスの偉人マイヨールの夢であり、彼の哲学である。「閉塞潜水の応用」に命をかける。
微妙です。 ★★★☆☆
イルカに対しての想い、イルカとのつながり、などいろんな不思議な事がありステキな話もたくさんあるのですが、かなりマニアックな専門的なページもあり、難しすぎてちょっと飽きてしまう部分もありました。
とてもよかったです ★★★★★
映画「ディープ・ブルー」は見ていて、映像がないとどうなと思ったのですが、マイヨールの心情や感覚が、映画よりずっとたくさん描写されていて非常に心に感じるものがありました。
あとがきでマイヨールの晩年のことを知ることができたのも、内容は悲しいものでしたが、よかったです。
マイヨールの宗教(体験) ★★★★★
日本の読者の皆さんへ
深海の、果てしなく青一色の世界の静寂に包まれてただ一人となるとき、時間と空間と光はひとつのものとなり、私は私の呼吸を一時止めて宇宙の呼吸に身を委ねる。その時私は両棲人間という私の真の本性と再会し、ひとつの“宇宙の歯車”に再び還っている自分を再発見する。
皆さんが私に続いてくれますように・・・ジャック・マイヨール

以上、巻頭の著者の言葉ですが、何をお感じになりますか?短い文章ですが、「時間と空間と光はひとつ」「宇宙の呼吸(歯車)」「真の本性」といった言葉から、潜水は、マイヨールにとっての宗教体験そのものではなかったかと、私には感じられます。

そうであるとしますと、「皆さんが私に続いてくれますように・・」というマイヨールの誘い(願い)の言葉は、マイヨールの宗教を追体験することを勧める言葉と読み取ることもできます。

実際、この本には、追体験するための方法も示されています。呼吸に関する論考があり、「ヨガ」や「禅」について触れられ、特異な血液循環「ブラッドシフト」について説明されています。

しかし、全編にわたりなんと感性豊かな文章なのでしょう。翻訳ものではあまりお目にかかる機会のないような文章です。名訳ということもあるのでしょうが、マイヨールその人の感受性の豊かさが、翻訳されても変わらずに溢れてくるほどのものであるから・・ということだと思います。イルカたち(特に「クラウン」)との出会い、交流、別れに関する文章は特に心を揺すぶられます。

広く多くの方に読んでいただきたい書籍です。

イルカと海、へ還る日を夢見ながら読みましょう。 ★★★☆☆
私はリュック・ベッソン監督の映画「アトランティス」を見て、そのあと(公開はグラン・ブルーの方が先だが)「グラン・ブルー」を見、そしてこの本にたどり着いた。読んでみてわかったのだが、この本は「グラン・ブルー」の小説版ではなかった。一瞬がっかりしたが、読み進めていくうちに、生物としてのイルカやフリーダイビングについて、それほど専門的になりすぎずに、わかりやすく書かれている本だとわかった。読んだあと、とうとうモノフィン(両足ではく一枚の大きなフィン)を輸入して買ってしまった。さ、これで俺にもジャック・マイヨールのように、イルカと海へ還る日、がくるかな・・・。 注)グラン・ブルーの小説版を読みたいならソニーマガジンズの『グラン・ブルーの物語』をおすすめする。