系統だった教育を受ける機会が無いソフトウェアエンジニアにとっては、
手元に置いて、頻繁にめくって、実践すれば、ソフトウェア開発に伴う苦労を減らせるでしょう。
経験が長いエンジニアにとっては、常識ばかりでしょうが、書いてある内容をどれくらい実践できているかを試すチェックリストにはなると思います。
しかし、プロジェクトにしても、ソフトウェア開発にしても
要件定義にしても問題が起きるところはいつも大体同じ箇所で
あり、それはとりもなおさずこの本のテーマに上がっている部分
である。
そういう意味では、時々紐解いて同じ過ちを犯さないように
用心するということには使えるかも知れない。
方法論とか開発対象とかに依存しないためか、一般論が多いです。
90年代前半~中盤の成果のためか、今となっては良くしられた内容も多いです。「これは!」というものは、ボチボチです。
読みやすいし、ささっと読めて、日ごろの仕事のチェックになりました。
やっぱり、基本は大切!ということでしょうか。