英国ポップ・シーンでトップ人気を誇るスーパースター、ロビー・ウィリアムスの2004年までの7年間のソロ・キャリアを総括するグレイテスト・ヒッツ・アルバム。テイク・ザットから完全脱皮してロック・フィールドに大胆に踏み込んだ「オールド・ビフォア・アイ・ダイ」から「ロックDJ」、名曲バラード「エンジェルス」、新曲「ミスアンダーストゥッド」「Radio」まで全19曲、79分というビッグ・ボリュームのベスト盤だ。

   じっくり聴かせる本格派シンガーっぷりを堪能できる一方で、常にエンターテイナーであることを貫くショーマンシップはクイーンを思わせる。国民的ポップ・ヒーローのすべてを知ることができる充実の1枚だ。（山崎智之）