懐かしさでいっぱい
★★★★★
子供のころに、NHKの人形劇で見たホッツェンプロッツ! あのころはこの大泥棒が怖くてたまらなかったのに、今原作を読んでみると、なんとも愛嬌のあるおじさんであること。6歳の子供に毎晩一章読んでやって、楽しさをわかちあっています。
泥棒ぶりがパワーアップ
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前作よりもより本物の泥棒らしく、おばあさんの作ったやきソーセージとザワークラウトをたいらげ、誘拐までする悪党ぶりを見せてくれます。見掛け倒しの腰の七本の剣も冴えています。
今回もカスパールとゼッペルが、占い師のシュロッターベック夫人と犬のヴァスティの力を借りてホッツェンプロッツを捕まえようとします。ヴァスティはシュロッターベック夫人が魔法をかけ損ねた犬です。犬らしくない外見と犬の仕草のギャップが笑いを誘います。
前作の間抜けなホッツェンプロッツが、巡査部長の裏をかいて逃げるなど本格的な逃亡劇が楽しめます。それにもまして、このシリーズに出てくる食べ物の魅力的なこと。ザワークラウトを作ったことがありますが、おばあさんの味が知りたくなります。小学校中学年の子どもは、やきソーセージが気になって仕方ない様子でした。
新しい登場人物は「三たびあらわる」でも活躍します。本書が大きな伏線となって完結編へと進むので、順番に読んでいくと、物語がしっかりと楽しめるしかけになっています。お勧めの一冊です。
おおどろぼうホッツェンプロッツのシリーズ
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おおどろぼうホッツェンプロッツのシリーズは、名古屋のメルヘンハウスの配本できました。
面白いので、もう数冊買うことになりました。
今日まで、ドイツのお話とは気にしたことがありませんでした。
小学校2,3年生くらいのお子さんにお勧めです。
とぼけた味わいのあるドイツの児童文学の二作目
★★★★☆
一作目の、「大どろぼうホッツェンプロッツ」で逮捕された、大どろぼうが逃げ出します。またまた、被害にあうカスパールのおばあさん。今回盗まれたのは……
前回同様、カスパールとゼッペルが大活躍。おばあさんも、がんばります。なんとも、とぼけた味わいのあるドイツの児童文学の二作目。一作目を読んでからが、おすすめです。