チョコレート戦争のきっかけ、作戦、暗転、終結・・・それらの本筋の中に、作者が散りばめた宝石の数々が練り込まれています。

例えばそれは
不当な非難に対する子供たちの正義感
信頼を預け入れてもらえる女教師
愚かしくも見せびらかそうとする様々な悪意
自覚と良心が照らし出す真犯人の人間性
誠実に働くことを思い出した老社長
子供の学習能力に関心過ぎる母親　　　などなど。

多面的に構成されているから、本筋だけに集中しても面白い、断片ごとに解釈を試みても面白い
だからこそ、今日に至るまで愛読される児童文学と成り得たのかもしれません。
そういった脈絡で、題名にある"戦争"というKeyWordが、子供たちの、世界を見る瞳を養ってくれると思えました。

小3の娘が「凄く面白いから読んで」と言ってきた。非常な読書家だけど、そんなこと今まで一度もなかったので
気乗りしないまま読みました。結果は・・・一気読みでした。

ケーキ屋のガラスを割った濡れ衣を被せられた悪ガキ達が、ケーキ屋に復讐を企てる。
目標はケーキ屋の看板である巨大なチョコレートケーキ。綿密な計画を練るが、様々なハプニングが生じ・・・
読み手を休ませない展開とスピード。名作と呼ぶのにふさわしいです。
読後感もさわやかで、買って損はないと思います。

とても素晴らしい本でした。

お兄ちゃんが病気の妹を思う気持ち。濡れ衣をきせられ、自分達のプライドのために戦う姿。生徒のことを信じる先生。自分の仕事に真正面から妥協なく取り組むチョコレート会社の社長、そして真実を正直に打ち明けに行った真犯人。

それぞれが「悪い人」ではなく、一生懸命普通に生きている人のお話を、楽しく、美味しそうに、そして感動的に書かれています。

小学生の息子に読み聞かせしました。子供も自分で読み返したようです。

とてもお薦めの本ですので、是非みなさんに読んでいただきたいと思います。読み終わった後はすがすがしい、暖かい気持ちになり、そして、エクレアやケーキが食べたくなります。

「チョコレート戦争」は小学生のころ父に薦められて読んでみた本です。
読み始めると止まらないような勢いで読み終えてしまいました(笑)
でもほんとぉにおもしろいからぜひぜひ読んでみてねヾ(○^∀^○)ﾉ
私のお気に入りの場面は金泉堂のチョコレートの城を盗み出すところです。
私意外にこういう感じのこと好きなんですよねぇー
文字もそんな小さくないし何しろ名作です！！
私からも父からも自信を持っておススメします(⌒∇⌒)

字が大きくて普段小さい文字を読んでいるから若干違和感があったけど、
とてもおもしろかった!