友を救え!またまたカッレが大活躍!
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またわくわくするような夏休みがやってきた!輝かしい13歳の夏、カッレは親友のアンデス、エーヴァ・ロッタと共に白バラ軍として、「聖像」と呼ぶ小さな石を巡って赤バラ軍と「バラ戦争」を開始した。「聖像」の隠し場所を探しにいったエーヴァ・ロッタは高利貸のグレーンじいさんの死体を発見する。しかもエーヴァ・ロッタは、犯人の顔を目撃していた。警察の調査の結果、新聞に実名入りで掲載されたエーヴァ・ロッタに、犯人の魔の手が迫る。・・・
以前に大事件を解決するという実歴を持ったカッレ君だけれど、本当の殺人事件に出くわしたからさあ大変。ショックで寝込むエーヴァ・ロッタの姿を見て、事件とは本当に大変なものなのだと思い直すカッレ君、前作と比べると成長しています。
赤バラ軍の!!3人組も今回は見せ場があるし、何と言ってもやたらと登場しては警察を面食らわせる「聖像」や、口に出すカッレたちを尊敬してしまうぐらい難解な「山賊ことば」がいい味出してます。仁義を重んじる「バラ戦争」、夜遅くでも町中を走り回り、時には屋根をもつたうカッレたちのスリル満点の追跡劇、そして犯人とのやりとり、カッレの探偵豆知識など、随所にちりばめられたセンスには、さすがと言わざるをえません。