あなたは歯医者さんに行くのって、こわいほうかしら？
私は、あのキュイーンって音を聞いただけで、こわいです。
絵本作家・五味太郎さんのロングセラーの絵本、
「わにさんどきっはいしゃさんどきっ」。
虫歯になった“わにさん”と、人間の“歯医者さん”が、
同じセリフをしゃべります。
でも、立場が違うと・・・。
最後は、「いやいや　もうにどと　あいたくないね」って。

親子でたっぷり楽しんでくださいね♪

子どもが歯科に行く前に、こわくなんかないよという気持ちを込めて購入した本です。
わにさんはびくびく治療を受けて、歯医者さんも怖がって治療をします。どっちも同じことを考えながら、無事治療は終了します。シンプルなストーリーでお説教もなく、子どもは、こわかった歯科のイメージをすっかり忘れてしまったようです。

３歳に買ったときは、物語の面白さにぴんと来ていませんでしたが、４歳になると「やっぱり歯はみがかないと駄目だよね」と自ら悟ったようです。そんな訳で、我が家にとっては、思いがけず役に立った本でした。
歯医者さんもわにさんも五味さんの絵は、人物がふっくら描かれていて和みます。言葉遊びが大好きな五味さんならではの魅力が楽しめます。

鬼才・五味太郎の才気あふれる絵本である。
歯を治療されるワニと、治療する歯医者が
お互いに怯え、発する心話がまったく同じという妙。

そのアイデアもさることながら
全頁にわたってそれが続く発想力の豊かさには舌を巻く。
ちなみに「五味太郎ビデオ・ライブラリー　きんぎょがにげた」
には本作のアニメーションも収録されている。

　私自身、歯の治療中のためか、過渡に感情移入してしまう本です。
　息子はまだ歯医者の恐ろしさは知りませんが、「いたーい」のところを初めて読み上げたときは泣きました。
　でも、「ほっ」のところでは、安心した様子になります。
　おおげさに読むと喜んでくれます。五味さんの他の本も読みたくなりました。

二歳と三歳の子供のお気に入りです。繰り返しの言葉がとても面白いので、すぐに覚えて、兄弟で読んでくれます。なぜ、歯医者さんがドキッなのか、子供にはわかっていないのかもしれませんが、そんなのはおかまいなし。反対言葉が好きな上の子は「どきっじゃないよ！」「痛くないよ！」と楽しそうです。はみがきが嫌いなお子様にもおすすめ。毎日磨いてくれるようになりますよ。