シリーズ内シリーズにまでなった怪盗Xシリーズ最初の作。
おなじみズッコケ三人組の活躍もまた痛快なのだが、
敵役である怪盗Xの魅力も抜群。
大泥棒でありながら一切人を傷つけず、あくまで紳士的。
手口も鮮やかに目当てのものを盗み出し、
捕まえたかと思えばスルリと逃げられてしまう。
奥さんや子どもがいたり、バブル崩壊で苦しんだ経緯があったり。
自分たちを初めて追いつめたズッコケ三人組、
「ちびっこ探偵」の知恵と勇気を称えたりと、不思議に憎めない。
結末にも余韻があり、読み終わってなお楽しい。
練りに練ったと思われるプロット、冴え渡る那須氏の筆、
ワクワクドキドキしながら読める一冊。
大人が読んでも楽しいです。
大人なら2〜3時間で読めます。

ズッコケ三人組ＶＳ怪盗Ｘの第一戦です。私個人としては一番これが面白く感じましたよ。いつもながらドキドキでＸの手際よさにも脱帽しました。

　小学生にお勧め！けれど大人がよんでも絶対面白いです。僕の母も読んでます。
　ズッコケ３人組が怪盗Ｘと対決！ハカセの推理がさえて面白いです。

子どもが読みやすい本です。