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宇宙のみなしご

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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カラフルの方がよい ★★☆☆☆
殆ど登場しない退職した先生の個性が際立っており、この人を軸に物語を展開した方が良かったのでは?と思った。カラフルは、くいっと話に引き込まれたのだが。。。
心にしみる言葉 ★★★★★
森絵都さんの作品は本当にほとんど読みました。
その中で特にこの本の台詞や言葉(特に後半の最後)は
ぐっとくるものがあります。

確かに小中学生の児童書としても読んでほしいけど、
今の社会人が読んでも十分何か来るものはあるはず。

屋根のぼりという突拍子もない遊びから
こうも広がるものかと。
陽子・リン・キオスク・・。
自分次第で人生は明るくもかなしくも変わる。
森さんの作品は必ず読んだ後にほっこりとした温かい
何かを残してくれます。
子供の読者たちはどう思うのだろうか ★★★★★
 この著者の作品を初めて読みました。児童小説だからでしょうが、言葉が平易で、浅く爽やかな雰囲気の物語です。
 本書は、人は元来孤独に生きるものだが人生の要所で大切な働きをするのもやはり人である、という普遍的なテーマを学校で孤独な「キオスク」「七瀬」という登場人物が「陽子」とその弟の「リン」という主人公たちに、夜に屋根に上る遊びを通じて関わりあうことで描いている。
 四人の人物が均等に登場し、お互い中和し合っているのが尖がった所がなく、深くのめり込むこともなく、爽やかな雰囲気につながっていると思われる。世代が違う大人には物足りない感じでしたが、現代の子供の指向はこうなのかもしれない。最後に著者の人物紹介を見て同世代と分かり、やはりプロフェッショナルだな、と感心してしまいました。
手をつなぐ人がいる ★★★★★
『宇宙のみなしご』です。
タイトルに宇宙とついていますし、SF的要素があると思っていたのですが、全くありません。普通の女子中学生を主人公とした、現実的な内容の児童文学です。
また逆に、表紙イラストのイメージから、あまりにも子供向け過ぎないか、という気もしたのですが、読んでみれば、普通に小学校高学年くらいから中学生、大人にいたるまで充分に楽しめます。
物語の舞台は1990年代ですが、中身の方は時代が変わっても価値の落ちない普遍的なものです。

森児童文学作品は、なんといっても文章が、平易で読みやすいながらもユーモアがあり、それでいて芯の部分では感情移入しやすいです。読者対象である中学生以下もですが、大人が読んでも心の琴線に響いて透明な音色を奏でます。

主人公と弟リンが、夜中に屋根にのぼる、という遊びを始めます。それが表紙イラストのイメージです。そこに主人公の友人?二人が加わり…という話です。

これ以上はネタバレ避けしますが、全10章構成の中で小さな伏線を回収しながら進む物語は、文章やキャラの魅力と相まってとても魅力的です。作者の他の児童文学作品と比較しても、ご都合主義の無さなどからいって随一の完成度だと思います。
あまり安易に感動という言葉を使いたくないのですが……とりあえず自分はこの作品を読んで良いと思える心のきれいさを一部とはいえ持っていたのですね、ちょっと意外かも。というわけで評価は文句無しで★5です。
駅のキオスクはやっぱり便利ですけどね。
青春時代のモヤモヤ解消・仲間の大切さを実感 ★★★★★
登場人物と同じ中学時代に読み、その当時から好きな本です。
先輩・後輩の位置づけがはっきりし、小学校のときとは一味違うクラスメイトと友達になり、よく見えない受験に向かって勉強する時期の心の揺れが、鮮明に描かれています。
そういう青春時代の不安や「どうにかしたい」という気持ちが、全部詰まっています。
「こういう仲間がいたらいいのに」ではなく、「仲間は努力して作るものだ」と、気付かされた作品です。