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つるばら村のはちみつ屋さん (わくわくライブラリー)

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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ミツバチのことがよくわかります ★★★★★
最近、都会のビル屋上などでの養蜂がさかんです。
環境指標生物であるミツバチを緑化のシンボルとして飼うことで、人々の環境への関心を高めたり、
実際にミツバチが受粉を促すことによって、緑が生き生きしてくるといったメリットがあるそうです。
もちろん、おいしいはちみつもいただけて、それを使って街のお店が商品開発をする…ミツバチによって、街の活性化もはかれます。
私も、そんな活動に少しだけ参加させていただいており、ミツバチのことを日々学んでいます。

それがきっかけで、「つるばら村のはちみつ屋さん」を手にとったのですが、ミツバチの生態が正しくえがかれていて、
それがストーリーにうまく絡んで、とても興味深く読ませていただきました。
ミツバチに関わったことのある方なら、うんうん、そうそう、と、うなづきながら、
ミツバチのことをあまり知らなかった方は、へえ、そうなんだ、と新しい知識にわくわくしながら、
ストーリーにひきこまれていくことでしょう。
つるばら村、行って見たいなぁ、ナオシさんの養蜂場でミツバチ体験させていただきたいなぁ、と思いました。
貴重な蜂蜜 ★★★★★
つるばら村シリーズの「はちみつ屋さん」編。
笛吹き山の麓に住む、若い養蜂家が主人公です。

彼のもとには不思議なお客さんが、蜂蜜を求めてやってきます。
それぞれのお客さんの蜂蜜の使い方もユニークで
「お米を炊くときに蜂蜜を入れると美味しくなる」など
実際、なるほど!と参考になる使い方もありました。

みつばちが一生の間に集める蜂蜜は、スプーンにだった半分
だそうです。貴重なものだと知って、これからは感謝しながら
頂こうと思います。

最後に、ただ一つ少し残念なのは、
柿田ゆかりさんの絵は、つるばらシリーズには
シンプルすぎる印象を受けました。
中村悦子さんの絵の方が、楽しい感じが伝わってきましたし、
作品と合っていたように思います。
匂いがするファンタジー ★★★★★
開くたびに、おいしいお菓子やパンの匂いがする本…茂市さんの本は、濃厚な食べ物の匂いが、たっぷり味わえます。今回は本いっぱいに、はちみつの香りがただよっていました。
ナオシさんは「つるばら村のくるみさん」からの登場ですが、私はその頃から彼のファンでした。ぶっきらぼうな性格の中に見え隠れする、小さな心遣いが、彼が優しい人間だということを証明してくれます。
熊やきつね、冬将軍や南風の精など、季節ごとにお客様が訪れて、ちょっと不思議な出来事が起こるのですが、ナオシさんは驚くどころか、すぐに彼らと仲良くなります。山の中で養蜂をしている彼だからこそ、生き物の声が聞けるのでしょうね。
そして何といっても、ナオシさんと、パン屋のくるみさんのぶきっちょな恋愛が、微笑ましくて仕方ありません。ふたりとも恥ずかしがり屋なので、くるみさんの飼い猫のニボシが、あれこれと気を利かせているのですが…。やきもきしながら、ひそかに「うまくいって欲しい」と応援している今日この頃です。
「つるばら村」シリーズは全部読んでいますが、この本はシリーズ中もっとも好きになりました。