絵本もまた時代を映す鏡ですよね。この本を読むとまことにサイケデリックな時代の雰囲気が流れている。学校が荒れていて大人たちは悪い子達を牢屋に入れたり鎖で縛ったりしようか,なんて考える。そこでバーバパパが「新しい学校」の提案をして子供達本位の授業をしてみせる。すると子供達は喜んで勉強するようになり・・・なんかこう,懐かしい時代(私はあまり知らない世代なんだけど,なんだか懐かしい)の雰囲気がある。
今の時代にバーバパパがいたらどうだろう?学校という制度そのものを解体しようとはしないだろうか?・・・まあそんなつまらないこと考えないで,素直にこの本を楽しんだほうが,正解という気もしますね。