キスなんかそんなにするの?
★★★★☆
キスばかりする文化のちがいを感じるけどたのしい。
そんなにキスされら自我に目覚めた子だけでなく、
大人でもいやだろうw。
猫の絵本に惹かれて読んだ。好きなウンゲラーの作だとしらず。
いたずらの主人公とは別の
ミンチミキサーでつぶす「つぶしネズミ」
とうささんの勤める「ネズミかんづめ工場」
など
とんでもない猫中心の世界が
とんでもなく自然に楽しめる
反抗期の子供の心理がよく描けています
★★★★★
親にとって、子供は幾つになっても「子供」なのですが、
反抗期の子供にとっては、そんな「子供扱い」が大いに腹が立つところ。
でも、反抗はしても、やっぱりパパやママが大好き。
そんな反抗期の子供の心理が、とても生き生きと描けています。
お話も面白いのですが、各ページに1枚ずつ配された挿絵がとても表情豊かで
お話の世界をさらに広げ・盛り上げています。
挿絵はモノクロの鉛筆描きで、柔らかな雰囲気がすてき。
登場人物は猫のキャラクターなのですが、
どの絵も個性的で、絵を見るだけでもワクワクします。
ウンゲラーのファンにも、ウンゲラーの作品に初めて触れる方にも、
お勧めの1冊です。
みんなが通る道なのさ!
★★★★★
「ねえ坊や」パイパーのお母さんは、パイパーをいつも子ども扱いする。べたべたとパイパーの世話を焼く。パイパーは生意気盛りの反抗期。ある日、学校のみんなの前でママにキスされてしまったのだ。いつまでも成長しない子どもはいない。親から離れて自立して行くとき、「お母さんなんかだいきらい。キスなんてだいきらい」そうやって自分を出して反抗していくことこそ大事だよね。押さえ込んだら自分が自分でなくなってしまうよ。そう押さえこまなくていいんだよ。パイパーがお母さんを大好きなことは判っているんだからさ。みんなが通る道だから。いつでも親が読んで成長したい1冊だ。
真っ黒なカバーも恰好いい!
★★★★★
子どもの頃から大好きな絵本で最近再読し、惚れ直しました。過保護な母親に閉口するパイパーの苦悩(労)、とってもユーモラスで可笑しいです。絵本なのに不良な主人公たち、隠れてタバコは吸っちゃうしwクセのある筆で猫として描画されているから、独特の愛嬌が生まれるんでしょうか。大人になっても魅力的な絵本、さすがに20余年のベストセラーだけありますね。
パイパーは何故お母さんのキスを嫌がるの?
★★★★★
ネコの主人公パイパーの少年期から青年期に移る微妙な時期のこころの葛藤をトミー=ウンゲラーの軽やかなタッチの鉛筆画によって描きだした傑作。お母さんに坊や坊やと言われ、そしてなにかにつけてキスされることを嫌がるパイパー。もう子供じゃないよと反発するもある事件がきっかけでパイパーは「成長」していく。