十二支にはじめて触れる子に
★★★★☆
保育士です。絵はオーソドックスで、面白みがないと言われればそうですが わかりやすく見やすい絵だと思います。十二支と言う言葉にはじめて接し、動物の名前やいわれを知るには十分だと思います。ただし4歳以上の子がいいでしょう。猿(申)と犬の間に鶏(酉)が入っている理由、いのししが12番目になったくだりは子どもたちの好きな場面ですよ。
初めて十二支に触れる子供に向けた本
★★★★☆
私も十二支のいわれをどのように説明しているのか興味深かったので読んでみましたが、確かにこれまでのレビュアーの方がおっしゃるように「ひねり」とか「絵本としてのおもしろさ」を追求したところがありません。しかし、この本がやっつけ仕事なのかどうかというと必ずしもそうではないと思います。
対象年齢を絞ってみたらどうでしょう。おそらくこの本の読者は、未就学の子供達とそのお母さん達でしょう。そもそも十二支というものを聞いたこともない子供達です。私の子供は小さいときにこの本を読んであげたら、とても興味深く聞いてくれました。ストーリーのおもしろさではなく、初めて知識の一端に触れる子供達に対して、教育的な価値があるように思いました。確かに大人がストレートに読んでしまうとおもしろくないですよ。その分は★を一つ減らしました。
こどもの視線でみると どうかな
★★★☆☆
年末年始に干支を意識したときに取り出して読んでいます。どんな干支があるのかな。十二支にどんな動物がいるのかなと興味があるときに読み与えて、こどもも楽しそうに 聞いていました。
挿絵がとてもかわいくて この動物はなんだ と問いかけながら遊びながらよんでいます。
お正月の読み聞かせに
★★★★★
十二支のおはなしの絵本はいくつもでていますが、その中でも絵柄が優しく色がはっきりしていて、読み聞かせに向いている本です。もちろん、本当の十二支の由来は暦から来ていますので、興味を持つようであれば、福音館書店の「きみはなにどし?」など、その辺りを説明している本を合わせて紹介するといいでしょう。
子供向け教養本
★★☆☆☆
子供向けの絵本としてこの本を手に取ったが、絵本や童話ではなくやはり、子供向け教養本として読んだほうがよかったと反省した。ストーリーには何の工夫もなく、童話的な力強さも感じられない。絵は無難なところで冒険はないがそれなりの基準を満たしてはいるが、文章にはやはり面白みがまったく感じられない。これは教養の本として読むことはできるが、それにしても、2回読もうとは思わないだろう。ありきたりな題材を形にする際に、どうして、子供の好奇心をくすぐるような面白い仕掛けを作ることができなかったのか。やっつけ仕事をしたとしか思われない。