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くまのこうちょうせんせい

価格: ¥1,296
カテゴリ: 大型本
ブランド: 金の星社
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子育てハッピーアドバイスの明橋先生も絶賛! ★★★★★
子育てハッピーアドバイスの著者の明橋大二先生の講演会で紹介されていたので読みました。
ただ、人にやさしくすることの大切さを説いているだけでなく、家庭不和による子どもへの影響も示唆している、非常に感慨深い作品だと思いました。

丘の頂上でのひつじくんの大声には、何度読んでも感動します!
“小さな声”が語る“大きな意味” ★★★★★
 この物語は実話に基づくお話です。私達は常日頃“子供らしく〜”“男らしく〜”“女らしく〜”などとの言葉を安直に使いがちですが、それが実は疑わしい言葉であることに気付かされます。
 毎朝、学校の門に立って子供達に「おはよう」と元気な声で挨拶をしていた校長先生がある時、病気になって気付いたこと。それは“子供達の中には大きな声を出すことの出来ない子供もいる”ということでした。今まで自らが毎朝のように声をかけていた子供の中に一人だけ“大きな声で挨拶をすることのできない子供”がいたこと。知らず知らずの間にその小さな心を傷付けてしまっていたことに気付いて校長先生は“素直に謝り”ました。
 そして“小さな声しか出せなかった”子供が、ある“事件”をきっかけとして“元気な声”を出すこととなります。
 物事に始めから結論などあるはずはありません。もし結論が出されていたとしてもその内容が“正しい”と言えるものでしょうか。ましてや“人間を育てる場としての学校”には多勢の子供達がいて、作文の得意な子もいれば鉄棒の逆上がりが得意な子もいるようにそれぞれに素晴らしい可能性を持っている存在です。大人の社会とて同じことでしょう。職場の中にはモノを作ることが得意な人もいれば、トラブルの原因を分析することが得意な人もいます。それぞれの力が引き出され、纏まった時に初めて“力”が発揮されるのではないでしょうか。
 人間は幾つになっても学びそして成長していきます。ですから“人間を一括り”にして“ダメ”“それは間違っている”と相手を非難することは相手の成長を否定することと同じ意味ともなり、ひいてはその組織自体を崩壊させる一番の原因ともなりましょう。更にそうした言葉を繰り返して発する人が実は自らのミスを認めない“意固地で独善的”であることに気がついていないことも数多く見受けられます。
 この物語はこうした“ともすれば一括りに物事を決めつけてしまいがち”な姿勢を反省する格好の材料です。
教え子に教えられた絵本 ★★★★★
小学校の教員をしています。夏休みに「絵本の読み聞かせ」を宿題に出しました。そして、ある一人の子が選んで読んでくれたのがこの本です。
聞いているうちに、まだ教員になりたての頃、子どもたちに難しい要求を続けていた自分があれこれ思い出されました。その次には、年老いて弱り、痰が絡まないように喉を切開し、現在は声を失って寝たきりの父を思いました。気がつくと、涙が溢れて止まらなくなっていました。
全ての大人と子どもに読んでもらいたい絵本です。
心に響きます ★★★★☆
漢字を使っておらず、平易なひらがな文なので、起承転結のある割と長めの絵本ですが、小学1年生くらいから読むことができると思います。

「あいさつ」というのは子どもにとっても、子どもを指導する立場にある学校職員にとっても、とても身近なテーマ。週目標や指導計画に「あいさつ」はつき物で、声高に言われているわりに、元気できもちのよいあいさつをしてくれる子は少ないものです。恥ずかしさもあるし、習慣もある。そしてもともと、声が大きく出ない子もいる。個々にいろいろな事情はあるでしょうが、目標は画一化されていて、子どもたちは一様に大きな声でのあいさつを求められています。

そんな身近なテーマのあいさつをもとに、こんなに素敵な絵本ができていたなんて。
素直に感動しました。

「あいさつ」は、形だけでは、やはり大きく元気よく、えがおで行うものが好まれるでしょう。
でも、一番たいせつなのは、この絵本に書かれているような、あいさつの「心」だと思うのです。いやなことを思い出すせいで、小さな声しか出なかったひつじくん。病気で小さな声しかでなくなった校長先生。二人の声は、小さいけれど、何より大きな感動をくれました。
どんな画一的な、厳しい指導よりも、きっと心の奥底に響くこの絵本。
是非書棚に。

「欠陥品」ではないんだ。 ★★★★★
小学生のときに
この作品に出会いたかったです…。

私も幼少時から対人恐怖症(極度な人見知り)で、大きな声を出せなかった。 先生からは大きな声を出す特別練習もさせられました。
欠点や弱点を克服しろ、と他人は決まり文句の様にいいます。皆が出来るからだと言います。
当たり前の事が出来ない自分が、欠陥品みたいで…その悲しい気持ちを、子どもだった私は言葉で表現する力なんてなかった。 自分の欠点を責めるしかなかった。 …すごくすごく痛かったです……
こどもさんだけでなく、
お友達や、愛する方の立場に立って見てみることの価値が、描かれている気がします…

図書館や、本屋さんでもいいのです
一度だけ…ぜひ読んでみて頂きたい一冊です