お持ちの方は是非ご覧になりながら、読んでください。 161頁の説明がおかしいと言っている方がいましたが、これは全く以て違います。 まずこの時代は、トリエント公会議で宗教裁判の激化が決められ、数々の殉教者が処刑されていた時代です。 そんな中、「真理」なのに、深く「信仰」しているのに、殺されていく殉教者たち。 彼らは、皆自分を裁く、迫害する者、つまりは火あぶりの薪を運ぶ老農婦さえをも憎み、辛辣な批評を浴びせていたのです。 このような状況だったわけですが、フスは違いました。フスは、自分の宗教に確固とした「強い自信」を持ち、最後まで自分の主義を通した末に口にした言葉が、「ああ聖なる単純さよ!」だったのです。 設問では、フスがどのように民衆=農婦を批評したか、そしてそのときのフスの様子から分かることを説明しろと言っているのです。 指摘された方はおそらく、設問を読み違え、農婦を主体として見てしまっているのだろうと思います。 本文の説明で長くなりましたが、この本文は曖昧さの欠片もない本ですので、オススメです。若干客観問題が多いので、私大向きと言えばそうですが、国公立の方にこそ読んでもらいたいと思うような一冊です。

桐原さんのは学校専売のものに限ります
これも買ってみましたが
トップグレード等と比べ
問題の質
解説の質
解答例の質
という点で劣るかなと

英語はいいのが出てると思いますが
国語関係で桐原のがほしい!
というのであれば
学校専売のもの
ＴＧ等を買ったほうがいいかと思われます

現代文がネックになっている人にもオススメできます。
とにかく具体的に、現代文の読み方と問題の解き方をていねいに解説してくれるからです。
実際に文章のポイントとなるところにマークをつけながら読んでいくのですが、なぜマークが必要なのか、マークすることでどんなことがわかるのかがくわしく書いてあるので、納得しながら勉強を進めることができます。
使いこなせば、現代文の得点アップは間違いないです。

今高2でこの参考書使ってますが、かなりわかりやすいと思います。
どこをマークするなどどこが重要であるなどとても詳しく書かれています。
さらにはマークの形まで書かれていて少し笑ってしまうほど丁寧です。
これやったおかげで現代文の文章がかなりわかるようになったのですごいいいと思います＾＾

この本の「解法」は「対立」だけではなく、「４つの根本テーゼ」「７つの実践テーゼ」等々から成り立っている。

10行程度の短い長文に択一問題が１題のみという形式。だから、長文苦手の人でも、「長文問題攻略のコツ」「選択肢を絞り込むコツ」を会得できる。

「上智の問題」だけで、この本の評価を決めて貰っては困る。解説がこじつけなのは、全ての現代文の参考書に当てはまる。さらには、現代文においては「答えが間違っている」と言い切れるのは、引用されている本文の著者のみが言えること。解法によって「正解」が異なってしまうのは、解法が悪いのではない。解法によって答が変わるような、その設問自体に問題がある。つまり、悪問ということ。

「４つの根本テーゼ」「７つの実践テーゼ」だけでも殆どの設問に対応できる。入試は満点を取らなくても合格できることを考えれば、必要十分な内容だ。