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難関大学も恐くない 受験は要領―たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ (PHP文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: PHP研究所
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   「受験は要領」シリーズの元祖本。1987年に出版されたものに加筆・修正して文庫化したもの。

   名門灘中に合格したものの、まったくの劣等生だったという筆者。ところが高2のときに目覚めた受験要領の術を駆使し、現役で東大理III合格を果たす。その経験を実弟をはじめ数多くの受験生に伝授し、志望校合格に導いた経験をまとめたのが本書である。注意したいのは、この本はあくまでも「受験勉強」の方法論であって、勉強や研究の指南書ではないということだ。筆者は、「受験勉強はあくまでも、スタートラインに立つため(大学に入るため)の通過儀礼であり、それならば無駄なく効率よくこなしてしまおう」といっているのである。

   大切なのは、まず「いま自分がどの位置に立っているかを見極めること」。受験日は突然やってくるわけではないから、これさえできれば「目標までの残り時間」に「どれだけのことをしなければならないか」がおのずと見えてくる。「数学は暗記だ」といった一見乱暴なものいいも、本を読めば理に叶っている。具体的な受験術は本書を読んでいただくとして、「受験は要領」と言い切ってしまう思い切りのよさは、期間限定で勝負する受験生には大きな励ましになるだろう。

   もちろん、すべての受験生にあった勉強法なんて存在しない。ただ、和田式受験法の強みは、この方法を数多くの受験生が実践して成果をあげていることだ。「恐れるな受験!」「たかが受験!」である。本当の勉強は合格してからなのだから。「されど受験」という受験生に。(佐伯秀子)

非常に役に立った本 ★★★★★
この本が最初に書店に並んだころちょうど高校1年だったと思います。当時は予備校から通信添削まで幅広く取り組んでいました。勉強のやり方が分からなく、広告をみるとすぐにその方法を真似てみたりとかそんなかんじでした。
そんな時、予備校内にあった本屋の中でこの本に出会い、すごい衝撃を受けたのをはっきりと覚えています。それから私の学習法はがらりと変わりました。予備校は必要最小限にとどめ、模擬試験をガンガン受けました。通信教育も最小限にとどめ暗記用教材として使いました。和文英訳の添削などは一切無意味と考え英語の通信添削はやめました。
中学では全く勉強しなかったため進学校には行けませんでしたが、大学は上位の学校に入ることができたと思っていますが、それもこれも、この本のおかげです。
この本に書いてあることが全て正しいとは、思いません。700選覚えても上智の英語レヴェルには到達できなかったですし。しかし、その当時に暗記を前面に出す学習法を唱えた功績は称えられるべきだと思います。たくさんの高い教材や塾、予備校に散財する犠牲者を減らすことができたとともに、学習法に不安を抱く多くの学生に一つの突破口を与えたからです。
バカは鵜呑みにする奴 ★★★★☆
いい本だと思う。日本の受験システム上この本は必要悪だ。 方法論はあってると思う。でも全部を鵜呑みにしてやる人はアホだ。 自分の頭でよく考えてこの方法論を自分に応用すべき。東大は独学では無理という奴や塾、予備校、学校の指導者の言う事をただ鵜呑みにする奴が今も昔も多い。自分の頭で考える事のできない奴は大学に入る資格はないし、入ったとしても取るに足らん人間になるに決まってる。 筆者から学ぶ最大の事は単に受験技法ではなく、いかに効率よくするかと考え、工夫して、他人を追い越してゆく人間なら誰しもが持つ懐疑的姿勢である。
著者だけの特別な方法論 ★☆☆☆☆
そもそも高校3年時に年間300本映画を見てて
現役で東大医学部へいけるほどの受験用の頭を
持っている著者ゆえに一般人には参考にならない
たとえば「英語は短文を丸暗記せよ」があるが
偏差値60以上ないとできるわけないし
それだけあれば既にだいたいの大学には受かってるw
他もまったく使えない方法論ばかりで
こんなのやってたらどうなっていたかと思うとガクブル>>
現役時にこの本に出会わなくてよかったと思ってるw
悪書 ★☆☆☆☆
進学高の要領と非進学高の要領は違います。進学高の生徒さんは受験対策は十分やっているはずなので和田先生の本に見向きもしないか、読んでもすぐ忘れるでしょう。非進学高の生徒さんが和田先生の本を読んで真似すると危険です。和田先生は予備校に否定的で独学で受かるようなことを書かれますが独学は十分な環境と並以上の能力がないと難関大はきびしいと思います。十分な能力があっても落ちる可能性があるのが難関大です。本の内容もあまりオススメできません。
当たり前のことを当たり前に言ってるのが素晴らしい ★★★★★
日本には本音と建前があります。
これは「本音」の本です。
実はこのやり方自体は平凡なモノです。
つまり中学受験する大手進学塾ではどこも同じようなやり方が使われています。
国語や算数でさえ(文章題を含めて)40分で50問ぐらいあります。
初めてやった人なら大学を出た大人でも、ゆうに1時間以上はかかるでしょう。
小学校で優等生でも解くことはできません。
私自身が進学塾の元生徒であり、また講師経験もあるので自信を持って言えるのですが、
この「考えないで解く」ことはどこの進学塾でもやっていることです。
むしろ「解いている」時点で絶対に合格できないのです。
とにかく「量をこなす」ことが全て。だから「量をこなす」ために考えないのです。

分かりやすく言えばボクサーにとっての「殴る」行為と同じだと言えます。
プロボクサーは1秒に10発以上のパンチを出し、かつ避けます。それはいちいち考えている
わけではない、いわば「反応」です。
このようにスピード追求することで小5の終わりか小6の時点で全ての範囲を終わらすことができます。残りの時間をまた過去問題など演習にあてるわけです。
また中高一貫の進学校や公立進学校でも同様に高2の終わり、高3の春までに全範囲を終わらせています(兄弟友人の例で確認済み)。これだけの「スピード」を持つには、
・大量の(考える)時間を勉強時間に充てる
・問題を(考えずに)解く

の2つしかないと思われます。
「1+1=2」
でさえ、証明するのは大学で高等数学をやってる者で無ければ難しいのです。
「考えること」は難しいのです。
言い方やタイトルで誤解がある場合がありますが、そもそも日本における「受験」自体が
このようなシステムである以上、和田さんの本のやり方は正しいと言えます。

大学受験予備校でも「考えること」にシフトしてきていますが、演習中心のカリキュラムには違いありません。
2元論に陥るのが危険なのです(ゆとり教育の利点は多々あると思います)。

ただし特に落ちこぼれの子、苦手な子、時間がない子に「分かるようにさせる」のは難しいものです。難関と言われる司法試験においても、スピード重視、アウトプット重視(音読、書く、問題を解く、試験を受ける)の和田本に近い教え方が予備校でなされています。
これも本や先生の話を聞いて「分かる」のが難しいためです。暗記や解答法を学ぶ過程で、「分かる」がついてくるのです。


「受験は要領」とはうまく言ったものです。ただしこれは様々な試験には通用するものの、ビジネス(就職試験含む)や人間関係には通用しない部分もあります。ただし少なくともペーパーテストにおいては最も効率が良い手段の1つと言えるでしょう。
他に野口悠紀雄さん(東大卒官僚教授)、伊藤真(東大卒弁護士)、荘司雅彦(東大卒弁護士)などの本もオススメです。
ただこれらには共通点があり、要は「問題をこなせ」と言うアウトプット主体のものです。
流行りのロジカルシンキングも
われわれが一般的に思う「考える」と言う行為よりも、「いかに短時間に正解に近い答えが出せるのか?」と言う確率とスピードに重きを置いた行為に近いのです。
勉強法の本の問題点は「自分に生かせるか?」と「実践しているか?」です。経験上、
「読んで満足」で理論だけ知って終わってしまうことも多かったです。
理論と実践をいかに組み合わせて進められるかが大事でしょうね。

和田本には大きく分けて「勉強本」と「進路本」があります。「進路本」に関しては
彼自身が就職活動やサラリーマンを経験していないせいか???な部分もあります(良い部分も多い)。しかし勉強本に関しては経験に裏打ちされた良書が多いのも事実です。
10歳以上なら読めるので、うまくいっていないお子さんや自身に良いと思います。

和田本だけでは生きてはいけない(京大英語、京大数学などは特にそうでしょう)。
が、あるレベルまではさっさと到達できると思います。