幼児期のシュタイナー教育のエッセンスをご家庭に取り入れたい方に。
前半に遊びの定義と発達に即したアドバイスがあります。
遊んだあと片付けられないといった悩みを解決するヒントも大変参考になります。

まえがき/第14版のために/遊びの発達段階/遊びへの即し/感覚の働き/年齢に応じたおもちゃ
/庭のおもちゃ/遊びとお片付け/
建設ごっこ/床やテーブルの上での建物づくり/人形の部屋/おみせ/人形の小部屋
簡単なあやつり人形/毛糸で編んだ動物/とんぼ返り小法師/添え書き/訳者あとがき
/材料の購入先

赤ちゃんからは「おもちゃが育てる空想の翼」、幼稚園の実際は「魂の幼児教育」、
手仕事全般は「シュタイナー教育クラフトシリーズ」をおすすめ。

おもちゃ、「身近なもの」にとても愛を持って接しているのが伝わる内容です。
捨てるものなど何もない、いろんなものに生まれ変わる要素をもってる身近なものたち。
捨ててしまうようなものでも素敵なおもちゃに早代わりです。
大人も子供も楽しめる大切なおもちゃ作りが学べる本でした。

　シュタイナーに出会って間もない人も、この本を一冊手元に置いておくといいですよ。　それは、ただおもちゃの作り方の紹介だけでなく、物にあふれた今の時代の子どもにとって、どんな環境が大事か、どんな素材に触れることで何が育つのか、まわりの大人の在り方などが、丁寧にまたシンプルに語られています。　著者のフライヤ・ヤフケ女史は自身もシュタイナー教育を受け、またシュタイナー幼稚園の教師でもあります。写真入りではありませんが、イラストは素朴で温かみがあります。まさに色や形を創造力で付け足す楽しみがあります。　下手でもおかあさんが作ってくれたおもちゃを子どもはとても大事にしてくれるし、おもちゃを介して愛情が伝わっていきます。ぜひこの本を片手に、手作りにトライしてみて下さい。　子どもとの関係が変わりますよ。　

ドイツ語の方も持っていますが、かなり翻訳していない部分があるし、
カラー写真もないので、英語版等とあわせて持つといいのではないでしょうか。
完全な翻訳でないのがちょっと残念です。

シュタイナー教材に興味があって購入した本です。
シュタイナー教育でおなじみのおもちゃの作り方が載っています。
これが、あまり緻密ではなく、おおざっぱなつくり方であるところが
私自身は、気に入っています。
作る人によって、きっとそれぞれ違う味のあるものが出来あがることでしょう。

子供のためのおもちゃですが、大人がつくることを楽しんでしまえる
おもちゃばかりです。
一般的に、手に入りにくい羊毛などの材料の購入先も巻末にのっています。