デザインはかわいらしく、レシピもかんたんで実践的です。
シュタイナー教育を本格的に知りたい方には
他の書籍を参考にする必要がありますが、
曜日ごとの穀物、バリエーションがわかりやすく、
また哲学が伝わってきます。

自分や子ども用にはバッチリなのですが、
白砂糖を食べることに慣れている人へのお菓子ギフトには
少し甘みを強くすると良いかな、というものもありました。

ずーっと長い間参考にしたいレシピ本です。

シュタイナー関係の本は色々ありますが、おやつについて詳しく書いている本がなかったので、この本を見つけたときは本当に嬉しかったです。
曜日ごとに決まった穀物を取ることの意味、おやつ＝お菓子ではないということ、精製されていないものを消化することによって身体が作られるということ。など、幼い子を持つ母親が知っておきたいお話も豊富です。
また、たまには市販品だっていいし、添加物入りだって食べてもいい、という作者の肩肘張らないシュタイナーおやつの実践の仕方など、本当に実際的な知識がつまっています。
レシピも素朴でおいしく、なにより手軽です。
精製された食材や濃厚な洋菓子に慣れてしまい、昔からの食習慣を忘れてしまった私たちに、きび団子からライ麦パン、ジンジャークッキー、コーンミールのおかゆなど、おいしくて簡単な雑穀の食べ方を教えてくれます。
子供のおやつだけでなく、健康なおやつを食べたい大人にもいいと思います。
本当に、オーガニックなおやつ、と銘打つ価値を持つ本だと思います。