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熟語本位 英和中辞典 新増補版

価格: ¥5,058
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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英語の本質を理解するために必須の英和辞典 ★★★★★
「斎藤秀三郎著、熟語本位英和中辞典。筆者にとって、これは英語の恩師だ。英語はもっぱらこの辞典から学んだ。おそらく今日の高校生や大学受験生のほとんどは、受験指導のプロに受験英語を仕込まれているだろうから、筆者のごとき門外漢が口出しをする必要はないかもしれない。しかし単に受験技術としてでなく、本気で英語を理解するつもりがあるのなら、この辞書を勧める。とくに地方に住んでいて、受験指導のプロの指導を受ける機会に恵まれない受験生には、筆者自身の体験から責任を持って勧めたい。(中略)英文が読めるようになるには、前置詞をものにしなければならない。そして熟語本位英語中辞典を熟読すると、そのことがじわりじわるとわかるのだ。この辞書の前置詞をつぎつぎと読むだけで、英語の読解力は確実につく。」(柳瀬尚紀著、「辞書はジョイスフル」より」)
すごい辞書ですねぇ。ため息と感嘆 ★★★★★
これを一人で書いた日本人がいたと思うと非常に誇らしくなります。
ほかの方のレビューでもご指摘がありますが、漢字仮名ともに正書
であり、一見してとっつきにくい紙面であることは間違いありません。

しかし、訳語の充実振りは目を瞠るものがあり、わたしはこの辞書を
最近使い、初めて、英和辞典ではなく英「国語」辞典を手にした、
と感じました。
最近流行の、速読とか英語のまま理解するという
スタイルで英語を勉強するのにはきわめて不向きであり、
大学受験のために本辞典をメインにするというのも実際的でないこと
は疑いありません。
しかし他方で翻訳を典型とする「英語を理解しつつ、それを日本語で
どのように理解し、表現するか」に関心のある方にはきわめて強力な
味方であることもまた間違いないと思います。
 1冊買いましたが、それは自宅で使うので職場用にもう一つ買います。
ルミナスやプログレッシブ、研究社英和中、リーダーズ、ランダムハウスを
引いてみても、もう一つ日本語訳としてぴんとこないときに、この斎藤辞典を
頼って、手をたたくという局面にすでに何度か遭遇したからであります。

 ごく一部では非常に高名な辞書のようですが、一般に辞書を紹介する記事・
書籍には登場しません。が、自分が買ってみて、「あまり人に教えたくない
からか?」と邪推したくらいです。

 なお、熟語本位とありますが、熟語が引きやすいかというと全くそんな
ことはありません。普通、左詰めで見出しが配列されているのが今日の
辞書ですが、これは改行もなくずらーっと並んでいるだけです。
 冒頭に述べた表記の点を併せ考えると到底引きよい辞書ではないことを
念のため加えておきます。しかし、電子辞書(これもわたしは使っていますが)
のように、ずばり当たらないからこそ、目指す記載の周辺までも読む破目に
なり、「それも勉強になる」といっていいだけの、中身のぎゅっと詰まった
すばらしい言葉の本です。
本当にお世話になりました ★★★★★
大学受験と大学在学中、その後の社会人生活を通じて本辞典
にはほんとうにお世話になりました。私が現在こうしてプロの
英語翻訳家として活動できるのも本辞典のお陰だと言っても過言
ではないでしょう。

本辞典により英語における熟語表現の大切さを徹底的に教えら
鍛えられたことが英語の読解と作文にどんなに役にたったことか。

とくに、前置詞の解説においては、いまだに本辞典の右に出る
辞典や参考書に出会ったことがありません。
系統立った詳細な説明により前置詞が徹底的に理解できました。
たとえばwithの説明は11ページにも及んでいます。その例文を
読み進んでいくうちに前置詞withの意味が自ずと体得できるよ
うに構成されています。

また本辞典はおおきな副産物を与えてくれました。それは、国語力
の向上です。本辞典は大正4年の初版当時の国語表記つまり正漢字
(旧漢字)・歴史的仮名遣いで表記されていますので、本辞典を
読み進むうちに次第に慣れてきて、戦前の書物が抵抗無く読めるよ
うになりました。

本辞典を手に取るくらいの人は英語が好きな人でしょう。本辞典は
引くのではなく読む辞典です。本辞典をおおかた読み終わったとき、
あなたの英語力は飛躍的に向上していることは間違いありません。

本当に価値のある本は寿命が長いですね。
「英語を本気で読めるようになりた」ければ・・ ★★★★★
翻訳不能といわれたJ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を完訳した柳瀬尚紀氏推薦の辞書です。

「本気で英語を読めるようになりた」ければ、「この辞書の熟読を勧める。」と、氏は『辞書はジョイスフル』の中で述べています。

氏は、当該辞書を「高校時代、ふとんのなかにもトイレにも持ち込んで読んだ」そうですが、当時を振り返って次のようにも記しています。「筆者の場合、高校生や大学生の頃、この辞典のすごさは、のぞき見できたという程度でしかなかった。どうやらほんとうに理解できるようになったのは、翻訳の仕事を公にするようになってからである。」

氏は、当該辞書「序文にある『一見直チニ要領ヲ得ル訳語」のなんたるかをわかるには」翻訳者としての体験を相当積む必要があった、と記し、斎藤秀三郎の訳語は、古いようだが実は古くはなく、その理由は「日本語が生きている」からだ(第3章:血のかよった訳語をもとめて)とも記しています。

わたしは、1964年発行の当該辞書を持っています。外函は全面茶色にやけてしまいましたが、製本はしっかりしています。「英語を本気で読む」おつもりであれば、孫子の代まで残すつもりで購入するのも良いかもしれません。(但し、旧字旧かな表記で活字の組み方も親切なものではありませんので熟読するには相当の覚悟が要ります。)

因みに、著者斎藤秀三郎は、指揮者小澤セイジの恩師で謹厳の誉れ高い斎藤秀雄の父君です。
全く ★★★★★
個人的な経験で申し訳ないんですが、以前、耳なし芳一に出てきた、acolyte、絶対「小僧」だなと思って色んな辞書を引いてみたところ、わが意を得たり、果たしてこの辞書にて見つけることが出来ました。他の辞書では見つけられませんでした。

そんなこんなで私はこの辞書を大変愛してをります。