文法がテーマごとに1章1〜2ページで、61章にわたり簡潔かつわかりやすく説明されている。
章ごとにその章のテーマの簡単な文法練習問題が1ページついていて、その章で学習した文法の確認をしたり習熟度をはかったりすることが出来る。
CDでは、動詞の活用表、簡単な例文と、（たぶん36個ある）ミニダイアローグという少し早めの会話形式の音声が聞ける。

章ごとに、末尾にその章の新出単語がまとめられているが、発音記号がなくCDでも読まれないため発音は不明である（日本語で振り仮名が振ってあるがそのとおり読むのはよくない。綴りから正しく読もうと思ったら読めるのだが、初心者には厳しいと思う）。
また、フランス語には、16の母音、17の子音、3の半母音があるため、日本人がそれを耳だけで学習するのは無謀である。多少の解説はあるが、音声が一緒に流れるわけではないので、それだけでは不十分である。より発音について詳しい参考書を探すことをお勧めする（私には指導者がいたため必要なかった。よって良書の紹介は出来ない）。言語学習において発音は重視すべきだと思う。

文法の解説は本当にわかりやすい。独学も可能なとてもすばらしい入門書。私は繰り返し学習して、文法の基礎を体にしみこませた。後の学習がとてもスムーズに行ったのは言うまでもない。より高度な学習への布石となるであろう。

フランス語を独学しようと思って一番最初につかった本です。CDがついていて基礎文法が網羅されていて非常に使い勝手がよかったです。今はこのレベルは無事卒業しましたが、時々文法事項を確認するために簡潔に書かれている本書を見返すこともあります。他の初級用参考書も買いましたが結局これが一番役に立ちました。

一通りの発音解説から、文語文法まで、かなり内容のある本です。これだけの文法事項を含んでいて、問題数もかなりあって、かつ、（工夫すれば）リスニングの勉強もできる本があるようには思えません。新出単語のリスト（CDには録音されていません）もあって、コンパクトながら、他の本以上のコストパフォーマンスがあると思います。会話例などの例文も多く、全部内容を暗記しきれば、日常会話ぐらいは十分に出来そうです。

他にも数冊初心者向けのフランス語の語学書を手に入れましたが、
この一冊が一番まとまっていて良いと思います。
これをやり終えるだけで、簡単な文章ならすぐに書き始められるし、
ペーパーバック程度なら十分読める様になると思います。

現在、フランス人の友人とメールをやり取りしていますが、
この一冊分の文法知識だけでもなんとかなっています。

あとは少し説明不足だなぁという部分がいくつかあるなぁ、
とやっていて感じましたので、この一冊を基本としてやり込んだ後に、
他の初〜中級参考書を参考にしていくと良いのではないでしょうか。

この本でフランス語を始めました。まず、文法からはじめようと思い、本屋でいろいろ比べて、一番構成がいいと思って買いました。毎章の最後に練習問題も載っていて、勉強したものを確認できるのもいいです。
赤ペン添削みたいに、詳しく説明されているのもよかったです。無理なく最後まで読めました。