限界を感じた
★★☆☆☆
正直「英語耳」の発想「発音良くすればよく聞ける」というノリだけでTOEICのためのノウハウが身につくわけではありません。バイエルから応用までの間が飛びすぎています。別の本でカバーするしかないでしょう。
単音の発音を学ぶためには良い
★★★☆☆
本書の構成はこのようになっています。
第1章 勉強の仕方
第2章 子音
第3章 母音
第4章 R系の発音
第5章 発音の法則と発音記号付き例文音読
第6章 TOEIC形式のリスニング問題2回分
第2章から第4章はかなり有益です。
発音の説明が他の本と比べてもかなりうまく付属CDと一緒に使えば発音の勉強になります。
と言っても所詮独学なので完全に発音をマスターするのは無理な気がします。
第5章は発音の法則が短くまとまっていて有益です。
しかし、その後にある発音記号付き例文音読の効果はやや疑問です。
最初の例文からして長過ぎて単音の発音だけやってきた時点でいきなりこれを正確に読むのは酷なのではないでしょうか。
しかも例文が4つしかありません。
基本単語を含む短い例文を大量に読ませてから少しずつ長い例文に移行するべきではないでしょうか。
第6章は本書をTOEIC対策の本にするために無理矢理TOEIC形式の問題を載せたような感じです。
説明も公式問題集並に少なくて特にこの問題をやる必要はないと思います。
公式問題集や他の問題集で十分かと。
第1章の内容は疑問に感じました。
根性論的にただ単純に100回反復さえすれば良いようなことが書かれていますが、それだけで発音を習得できるようになるとは思えません。
発音を丁寧に確認しながら反復したり、読み書きの勉強も併用しないと英語を身につけるのは難しいような気がします。
それと、本書は英文読書を勧めていますが、低得点の人の場合は単語と文法の方が重要です。
しかもTOEICの内容と関係する英文を読まないと得点になりません。
全体的にTOEIC向けの本としては無理があると思われます。
しかし、第2章から第4章までの内容は素晴らしいので発音の本として持っておくことはお勧めできますが、
本書に書かれているような勉強方法をそのまま実践しない方が良いと思われます。
TOEIC向きではない
★★☆☆☆
私は、留学経験者のくせに発音が非常に悪く、コンプレックスがあるので、著者の指示通り3ヵ月間地道に発音練習を繰り返しました。発音矯正という意味では多少効果があったように思いますが、解説を読んでCDを聞いただだけでは自分の発音の作り方が正しいかどうかは分からないので、(発音矯正教室などで)直接指導を受けない限りは限界がある、と思いました。本一冊でなんとかしたいと思った自分が甘かったと思います。
TOEIC対策については、この本での学習後もTOEICの950点の壁を破ることはできなかったので、(TOEICで点数を取るためには)結局は単語力と、読むスピードが鍵を握ると思います。
CDが2枚付属していますが、毎日やるようにと勧めている「発音バイエル」と「parrot's law」が別々のCDに収録されているので、毎回CDを取り換えるのが非常に面倒でした。
結論として、発音を勉強したい方にはこのTOEIC用ではなく前作の「英語耳」を、TOEICの点数を伸ばしたい方には、これ以外のTOEIC専用の教本のほうがいいように思いました。
TOEIC向きではない
★★☆☆☆
TOEIC用に購入しました。自分は730点前後をうろちょろしてますが、正直これを2ヶ月やっても意味がなかった気がしてます。同じ時間を使うなら、他の教材でやればよかったと後悔してます。前半の発音部分は理解しておいても無駄じゃないと思いますが、実際のTOEICでは発音がわかっても、そもそも単語がわからないと意味ないですし、後半の演習も解説が雑な感じがします。TOEICに単語5つ星をつけている方は、コメントの書き方を見てもやはり身内の方なのかなと思います。
TOEIC対策にはならない。
★☆☆☆☆
この本はTOEIC対策には向いていません。理由は二つあります。
1、問題が公開テストの問題とかけ離れている。もちろん問題構成は同じだが、問題内容はETSなどのそれとは違うように感じました。むずかしすぎるかなといった感じです。著者は自身のTOEICスコアを明記していない。あまりTOEICの問題を解いたことがないのではないかと思う。英語は出来るかもしれないがTOEIC問題の研究は、あまりしていないように感じた。
2、ゆっくりとした発音を聞いていては、リスニングは伸びない。一つ一つの発音は大事であるが、我々日本人にネイティブ並みの発音を求めるのは酷である。舌の位置などの確認程度で良いと私は思う。したがって一つ一つの発音を練習したいという人には購入する価値があるかもしれないが、リスニング力をあげるにはこの教材は向かない。特にTOEICに関しては、なんの対策にもならないと言える。
以上のように、著者がTOEICの点数を明記していない点、問題がかけ離れてる点などから、この本はTOEIC対策には全く向いていないといえる。