この本の最大の特徴は、日本とインドネシアの諺の比較にあります。
長期滞在だけでは決して得ることの出来ないこれらの情報を、
丹念に解説してあります。
そしてその諺からインドネシアの文化を巧みに感じさせてくれます。
滞在記ゆえに時間軸にそっての記述となっていますが、
濃淡をつけて読み手誘い込んでくれます。
「ご当地生活事情」「私のインドネシア語修行」「ご当地駐在員心得」などは、
インドネシアへ勤務の方のみならず、バリ観光にも十分に役立ちます。
少し総花的なところがありますが、次作の期待出来る1冊です。