また、モンゴルと日本とでは相撲くらいで他は無縁と考えて
いたのですが、歴史的にも無縁でなく、
言語も日本語と同じルーツを持つということのも驚きました。
この本を通じて、「モンゴル」という国をよりいっそう
知ることができたし、これから「モンゴル」という国を
無視せずにはいられない国になったことも事実でしょう。
特筆すべきは、日本人にとってモンゴル文字をみると難しく感じるモンゴル語が、言語学系統により説明しながら、日本語のセンスをもってすれば容易にマスターできる言語であることが理解できるところです。なるほど、モンゴル出身の力士が日本語が上手な理由が分かります。
さらに、日本ではモンゴル史といえば!、チンギス・ハーン、クビライ・ハーンだけ語られる場合が多いが、彼ら以降のモンゴルの歴史に詳細に描かれている。特に、明王朝により中国を追われた後の元王朝や現代においてモンゴルが社会主義国家となった歴史も分かりやすく記述されています。
僕は何度かモンゴルを訪問しておりますが、この本は手放せないものとなっております。
さらに、僕にはモンゴル人の友人達がいますが、彼らもこの本については「сайн(素晴らしい)」と、御墨付きを与えています。
さあ、あなたもモンゴルに触れてみてください!