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河口慧海日記 ヒマラヤ・チベットの旅 (講談社学術文庫)

価格: ¥1,103
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
謎の人物像が浮き彫りに ★★★★☆
実はネパール旅行でムクティナートに行く途中マルハの街道に河口慧海の記念碑が在り河口慧海を初めて知った。なんで突然日本人の記念碑があるのだろうと興味をそそられた。その後日本に帰ってからチベット旅行記を読み、つづいてこの河口慧海日記を読んだが、チベット旅行記ではわからなかった慧海がどのような人物だったのか時代背景や立ち位置などより鮮明に浮き彫りになった感がある。探検家や宗教家の肩書きよりも、まず個人として信念を持って命を賭けた勇気に感銘する。今の探検家や登山家のように酸素ボンベなど完全防備を備えていたわけではないので、今現代の勇気や挑戦といった所とは違い、その次元での信念や決意というものについて思わず考えさせられた。
河口慧海マニア ★★★★☆
同じ講談社学術文庫のチベット旅行記(五)の解説に
この日記の公開が2004年、本書の出版が2007年
とあり、最近得られた情報源のようで、興味本位で読んでみました

ツァーランを出発してからラサまでの期間の日記で、
日記本体が1/3、編著者の解説が1/2、姪の方の解説があとの残り
ぐらいのページ数になっています。

おもしろいのは編著者の解説です。
ルートに沿った途中の集落の写真が1つ1つあったり、
白巌窟の場所を断定できたことが書かれていたり、
チベットに越えた峠の位置を推定していたりしています。
現地に行って調査しているようで、まさに慧海マニアです。

地図が書かれているためgoogle mapでネパールの同地域の
衛星写真を見ることができ、
・ムカラ坂はこの辺かしらん?眼鏡池はこのへんかしらん?
・ダンカルゾン、ツァルカ、ティンキュー、シーメンなどの集落が上から見れる
・ティンキューからシーメンにかけて出てくるマニの塔が点々としているのがわかる
など本書の写真と併せて想像力をかきたてられることうけあいです

ただ、日記のため事実が淡々と述べられているだけのことが多く、
記録としては価値がありますが、読み物としてはチベット旅行記の方が
面白いと思います。そちらを読んでさらに興味がわいた人は是非!
求道者の道 ★★★★★
慧海を知ったのは小学生の頃読んだ偉人伝「野口英世他」の付録による。1978年に出版の「チベット旅行記」(講談社学術文庫)には,求法の旅が絵入りで鮮やかに記されている。夜に雪が積もるなか動けず入禅し,朝に寄り添う羊が雪を払う音で目が覚めたことなどをしるす日記が,プロジェクトの方々による写真入りの詳しい解説と共に出版された。簡潔な文章から真摯な求道者の生き方が分かる。