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ネイティブに通じる英語の書き方

価格: ¥1,620
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: ジャパンタイムズ
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 「難しいこともやさしい表現で書く、文章は短く切る、ズバリ結論から書く」これが、新聞記者が文章を書くうえでの真髄だ。欧米の記者たちは、その最高奥義を「KISS」というそうだ。 「Keep it simple, stupid!(アホ、もっとカンタンに書け!)」の略で、新人記者たちが、必ず先輩やデスクに言われる言葉である。

   本書は、ジャパン・タイムズ外信整理部長で、英語学習情報誌にも連載を持つ伊藤サムによる、わかりやすく、スマートな英文作法指南書だ。新聞社の新入社員教育で必ず行われる、英文添削のメソッドを使い、日本人が訳した例文に丁寧な解説をつけながら、プロによるモデル訳を導く。

   第1章では、日本人には理解しにくい「a」と「the」の使い分けを説明する。その明快な解説には、目からウロコの人も多いのではないだろうか。「面白く書く」「新語を英訳するコツ」など、お勉強だけでなく楽しめる内容が多いので、飽きさせない。特に「日本人に共通するミス」にスポットを当てた第6章と第7章は必読。「トイレを借りる」「外国人との交際が好き」「~を記念して」などなど、学校で習う日本語英語で訳すると、とんでもないことになる。

 「号外」と題されたコラムは秀逸。「とても恥ずかしかった新語」「英語脳でチェックする」「冠詞が弱いと、英語の森で一生迷う」などに、笑ったり、ふむふむとうなずいたり。英語を学ぶ人、ジャーナリズムを専攻する人は必読の1冊。(齋藤聡海)