中華料理習得のためのバイブル
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店でおいしい中華を食べたんだけど、どうやって作るんだろう?難しいんじゃないんだろうか?
そんな悩みをかかえている人は意外と多いと思う。
その悩みはこの本を読むことで一気に解決する。
だいたいの料理本は、レシピを渋るか、解説を渋るかのどっちかなのだが、この本にはそんな心配は全く無用だ。
出し惜しみなしのレシピと懇切丁寧な解説によって、中華が得意になることは間違いない。
しかも、麻婆豆腐からマンゴープリンにいたるまで、中華の代表的料理はおおむね網羅されている。
脇屋氏の本はたくさんあるが、この本が最もまとまっているのでいちばんよい。
中華料理を料理のレパートリーに加えたい人は、この本を手に入れてレシピ通り作れるよう練習するのが最短距離だ。
確かに、中華料理は、豆板醤、紹興酒、オイスターソースなど特殊な食材が多い。
しかし、調味料さえそろえば、簡単に店の味に近い料理を作ることが可能になる。
使い切れないことを心配して、つい購入をためらいがちだが、日持ちするので必ずそろえて欲しい。
どこにでもあるありふれた食材が、中華の味付けにするとご馳走に化けるので、中華料理をぜひ家庭料理のレパートリーに加えて欲しい。