友人に勧められて読みました。
女性の体についてこんなふうに書かれた本は初めて。
ぜひ読むべし！

おんなに生まれてきてよかったと、必ずしも思えていなかった自分だが、『おんなみち』を読んで、おんなでも悪くないかもしれないと感じた。
自分が如何に心と身体を分裂させていたか思い知らされる。身体は此処にあるのに、心がどこにあるのかわからないでいた。頭で考えすぎていたのだ。夢ばかり見ていたのだ。それで体調がよくなるわけがない。
「一瞬一瞬の今という時間の積み重ねをどう生きてきたかの結果がその人の女道なんだよ」
「女道を極める方法は目標をもたないことなんだ」
「目標でなく方向性。で、後は忘れる」
昔付き合っていた男に「今だけ好きでいればいいような、切迫感を感じる」と言われたことがあるが、半分はそれでよかったんだなあと振り返った。方向性が内にあって、外へ向かっていなかっただけだ、と目が覚める。
sexのことも女性の視点で愛情に溢れるように書かれている。なかなかこんな本はないだろう。
そして、出産でもらえる六つのギフトが、いつかわたしにももらえればいいなあと思った。

著者独特の視点で、骨盤をベースに女性について痛快に語っている所は確かに面白いのですが、女力を発揮する為には結婚、出産をして豊かな性生活をしていなければならないのか？？
それが疑問でした。女性の生き方は様々です。色々な理由で独身でいる人や子供が欲しくても産むことが出来なかったり、結婚をしていても、性生活は諦めなければならない・・そんな女性達は女力を眠らせている人達なのですか？納得が行きません。どうも、著者の言い方を見ると、パートナーとの生活、出産を経験出来ない女性は本当の女力を使えずにいる・・そう伝わってきます。数多くの男性と付き合い、出産を経験した著者ならではの意見と思いますが、女性に対して配慮の欠けた大雑把な記述も目立ちました。

読みました。おんなぼん。先日妻がお産本片手に出産したもので。
電車の中で読むにはキワドイ単語連発ですが、女性のしなやかさと強さの源が分かりやすく書かれています。本当の意味での骨盤力だったんですね。
おとこが読んでも妙に納得する部分が多々あり、頭と目を使いすぎて色々と難しく考えすぎている事に気付かされます。
特に子育てに悩んでいる人は幾分か気が楽になるのではないでしょうか。だからきらくかん?
色々悩む前に、子育ての初期の段階で読んでおいて良かったなと思える一冊です。

最近ファンになった奥谷さんの本は、日頃から感じていた心と体に関する不思議を見事に解いてくれます。本当の体のしくみが分かれば、すごく生きるのが楽。字が大きく、話し言葉で書かれていて、難解な表現は一切なし！本が苦手な私でも読みやすく、眠っていた本能に語りかけてくるような感じでした。これは、ホンモノですね。