なかでもずば抜けているのは、甘いアコースティック・ギターがグルーヴを引っ張る「Sorrow or the Song」や、ダブ調の憂鬱な叙情詞「Grey Harpoon」、それに「頭んなかが…社会病に冒されている気がするんだ」とジェイムズ・スケリ-が繰り返しシャウトするクランプス風スタイルの「Migraine」。とげとげしい緊迫感を持ったこのあら削りなアルバムはとびきりすばらしい出来で、マーシーサイド州出身の6人組を、現在の英国シーン屈指の多彩かつ重要なバンドにしたあら削りな才能を惜しみなく披露している。(Christopher Barrett, Amazon.co.uk)